2014年08月16日

【うた詠み】候歌留多

1-2)改稿.2014/08/17...20140816
> うた詠みはじめます。よろしくお願いします。


候歌留多(そうろうかるた) / 木田舎滝ゆる里

 明日は吾が身、助け合えば人の道
 生き生きと感謝に熱し夏祭り
 歌詠めば和みやおよろず日本の四季
 烏帽子(えぼし)から侍(さぶら)ふ超えて民の国
 お互いを平(ひら)に伏(ふ)したれば政(まつりごと)なり

 冠(かんむり)は、敬うこころと祈りから
 樹(き)が立派、地域を挙げての風情なり
 雲の下、親しみなくして平和なし
 喧騒を離れてゆかし村社会
 小走りに集まる数ほどの民度かな

 裁きどころ‥鬼になるのか仏になるのか
 絞られて妙案浮かばぬ外交辞令
 素(す)に返れ、迷いはいつも保身なり
 切実は切羽詰まって口を衝(つ)く
 空青しこの世の基本は礼と汗

 田分け沙汰、嫌になっても所詮は一つ
 力尽く対抗するにも備えから
 強さとは、ふるさと愛する気丈の差
 「手を尽くせ」成して死するが武士の道
 咎(とが)を背負うも咎の咎まで候間(そうろうあいだ)

 何事も根気が大事、米の味(※もしくは‥茶の香り)
 二度手間に不満を持たずんば知恵を得ず
 抜けば負け平常心こそ無双の刀
 粘り勝ち技術の根っこは人間性
 能書きは使命の始まり礼尽くせ

 恥じ入らば節度に目覚める人の性(さが)
 ひざまづく畳文化の礼儀作法
 不届きも甘えを正せばまことなり
 壁面を這うが如しぞ上昇志向
 微笑んで真ん中譲らぬ安定志向

 真っ直ぐを進む者ほど曲松(まがりまつ)
 身の丈の差を愛で見繕うとも功名心
 無駄に生き後悔するも無鉄砲
 目障りを嫌いと思う先から自己嫌悪
 「もう駄目だ」あきらめ早いも負けず嫌い

 敗れても無常、尽くせども無常
 「許せぬ」と軽口吐けば敵作るのみ
 呼ばれずに出向いてみても垂れるだけ

 礼賛(らいさん)も三度運んで功徳を知らず
 立派とは健気に愚直に二十余年
 累累(るいるい)に涙ぞ溢るる慈悲の味
 礼儀候、不器用候、続けて候
 路傍(ろぼう)の夢も矢の如し、成るも成らぬも夢の色

 分かれを絶つる無理を承知の天の河



>うた詠み終わります。ありがとうございました。
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 12:41 | Comment(0) | | 更新情報をチェックする