2015年03月26日

【零戻メモ】生活穂

記稿.2015/03/26

> 生活穂の概念とデザインは初期とは随分と異なった


 ‥国民番号のような管理感触を一切排除した。
 成人なら、市町村の窓口ごとに、年度単位一枚を限度に自由に得ることが出来る。

 イメージは、昭和に流行ったテレカである。
 記録形式は、DVD-Rの一度きりのレーザー書き込みを参考。
 正規認証は、紙幣に用いられるホログラフィー等を駆使。(ICチップは採用しない)
 (‥これにより、電子レシートの転送&手数率の入金のみオンラインを必要とする)


> ICチップを蹴った理由として、金素材の確保に懸念が生じた


 ‥成人の誰しもが生活穂の穂カードを利用し、それらをICチップで管理しようとすると
 一枚あたり一万分の1cの金を使用したとしても
 成人人口50億人が毎年平均5枚ほど利用するとしたら、それだけで
 50億×5×0.0001=必要金塊250`となる。

 毎年毎年、生活穂カードを無料で手にできると言うことは
 組織ぐるみで頑張れば、毎年毎年少しずつでもGOLDをゲットできる意味に違いはない。
 (気の遠くなるような話だが、これは鉱脈を発見して労苦を自らに強いるよりずっとお手軽だ)

 ‥つまり、如何に偽造や謀略を考えようとしなくなるかのデザインである事が肝心だった。


> そこで色々と検討した結果


 テレカのようなアピール度の高いデザインと利便性が最もである。
 読み取るデータ部分は裏面を使用して、購入金額&購入店舗・レジ&購入物などを継帳書きする。

 DVDまたはBD式のレーザー書き込みをする箇所は、一行ずつのライン書き込みとする。
 (書き込み領域は、四角形の区画を想定)
 (行を上から順にスキャンする)
 (空いている箇所に上から順に書き込む。行単位の書き込みは一回のみ)
 (商品返却の払い戻し時には、次の行に取り消しの内容を書き込むとする)
 ※ おおよそ‥256MB〜512MBの領域が得られれば十分すぎると思われる。

 残金の表示は、分かりやすいようにポイントカードで使われている書き換え表示方式を採用。
 (‥どういう仕組みからは俺はまったく知らない)

 有効期限&管轄地区の認証コード&カード番号&所持者名は、
 裏面に特定箇所を彫って刻印&墨入れし、逐一スキャンして読み取る方式とする。
 (正規認証自体をスキャンさせるわけだから、それで十分と言える)
 (レーザーの書き込みの都合上‥凹は付けてもかまわないが、凸はまずいかなと)
 (印字だけだと削れたり、削り落とされた場合、使用不可になるのでは困るので彫る)


 ‥所持者名を書き込むかどうかだが
 見た目を分かりにくくしたければ、全部をまとめて二次元バーコード形状というのもありかなと‥
 (※ 管理プログラムを通さないと認識できず、どこの自治体だったか分からなくなるのは不便)
 (‥名前を通称にするのは、在日問題のような状況を考えると考えものである)

 大ざっぱな対応として、所持者名の部分をレジ機でスキャン認識させなければ、
 誰のデータであるかは、穂認した市町村にしか判断が付かないとの理由付けはできる。

 ‥ただし

 誰しもが毎年毎年複数枚の利用を前提とすれば
 それらのレシート履歴を個人で中央に転送してくれれば、レジ偽造に対処できるわけだが
 役所で逐一転送の確認をしなければならない状況にもなると
 結果的にその都度‥とくに地元の役所の窓口で購入リストの全部を告るという状況になる。

 (基本使い捨てだから、その辺の対処をどうするかが、現時点での課題になっている)
 (外国人の入国時対応としては、空港にその手の確認窓口を設ければ良い)
 (‥その手のカードも土産の一つになるわけだから、当然としてお持ち帰りなわけである)


> まぁハッキリ言うと、自己管理しないと赤っ恥ということだ。
> 消費リストが丸見えになるわけでは無いが、いくつの自治体をまたいだかは告ることになる。


 ‥昨今のいつの間にかデータがばらまかれている状況を考えれば
 たとえ、役所でまとめて電子レシートの転送をする羽目になったにせよ
 そのデータを収集するのは中央のシステムであり、穂認先の自治体には残らない。
 使用したカード番号と、消費計算したレジとのレシートの後付け比較が行われるだけである。
 (当然、中央に送信されるのはカード番号だけである。所有者名は送信されない)
 (尤も‥性別と年齢層ぐらいはありだろう。じゃないとビッグデータの解析上有効にならない)
 (くだらないことを言えば、血液型で消費傾向に違いは生ずるか?なんて実験もできるかなと‥)


> テレビのような受像機にカードを差し込むと、確認後データ転送が始まる・・


 勝手に統計を出してくれたり、グラフにしてくれたり‥
 はたまた、買った物の映像をネットから拾ってきてくれたりと‥
 まぁそんなツールがあると便利だな‥と。
 ついでにバックアップ機能を備えれば、完全に個人の生活状況や趣味が推理できるというわけだ。

 ‥恥ずかしい項目をリストに残したくない心理もあるわけだから、その手の店は、
 始めから「全商品上位継貨のみの対象となっております」なんてサービスでもやっていけそうだな‥
posted by 木田舎滝ゆる里 at 07:53 | Comment(0) | 零戻メモ | 更新情報をチェックする