記稿.2015/05/11
今やカメラ業界は、スマホに押され存在感に陰りがあると聞く。
つまり、カメラ自体の存在意義に、スマホの機能と差別化する上でのとっておきが求められている。
‥一時期、3Dに期待が込められていたようだが、予想通りにコケた。
コケた理由として、撮影時2台分のカメラを並べた形が生理的に受け付けないからだと思う。
それでなくても、2台分の情報でどれ程に3D補正されているかと言えば、ご存じの通りだ。
あれで立体を主張されても物足りないと言ったところになるだろうか。
> 解決策としてはレンズの数を増やせばいい
早い話が宇宙望遠鏡と同じ発想になる。あれを小型で考えれば良い。
今や小さいレンズでもかなりの高解像度が得られるようになっている。
‥できないと言うことの方がおかしい。
小さいレンズ一つ一つの焦点をずらすなどの工夫を加え、
いくつも並べれば、より多くの3D情報が得られるはずだ。
中央のレンズが一番手前に焦点を合わせるのだとすれば、
外側に行くほど、焦点を遠方に合わせるとした考えになるだろうか。
‥あとは解析して合成した画像を得るという次第だ。
カメラを向けたままに、確認用パネルから3Dが得られるようになると説得力は高くなる。
撮影スタイルにしても、一眼レフと同じデザイン性と扱いを維持できるかと。
(撮り鉄には垂涎の機能性と言えるだろうか‥)
‥強いては
3Dプリンターによるレリーフ印刷までを写真の醍醐味という事になるのかも知れない。
(それらを一枚一枚壁に貼り付けていくと、どこもかしこも美術館になりそうだな)
(‥ブロック積みなだけの面白みのない単調な風景とは、おさらばしたいものである)