1-1)記稿.2015/07/29
> 人口が増加しても、マンションを手にできるだけの所得層が増えるわけでは無い
更に多くの購入対象者は、長期ローンを前提とする。
‥一国の政策だけで、返済可能を講ずるような長期間、好景気を維持してきた歴史的事実は無い。
‥職種や業界ごとの景気単位で見れば尚更。
しかも
現代社会の生活スタイルは、少子高齢化の流れにある。
都市化が進むことで、どんな国家でもそのレールに乗らざるを得ない。
上層に伸びるだけのマンション群は、高齢化と共に住みづらい街並みへと打って変わり
‥「高いだけの買い物だった」との顛末を経る。
中国の不動産業と建設業は、鼻息だけは荒いが
その点を鵜呑みにするばかりで、鬼城しか生み出せていない。
(そもそもにして、メンテナンスを前提にしていない)
> つまり裏を返せば
コンパクトで
簡単に取り替え可能で
素材リサイクルし易い建築構造の方が‥実際のお手頃ということになる。
(‥高層マンション群は、投資家が食いっぱぐれないための物件提供でしかない)
レゴブロックのように、積み替え自由な構造は
見た目のインパクトさに欠くものの、年齢と共にブロック単位で取り替えるという解釈が可能だ。
‥その上、車両に乗せて運べるともなれば、インフラと接続させるだけで済む。
‥とまぁ未だに世界の土建事情が
アメリカンドリームを追いかけているような様は、何も学んでいない現れだろう。
それにしても、日本でも似たような状況だったわけだし
それを日本より短い期間で自覚しろという方が無理難題か‥
‥戦争を経験していない国家群は、鬼城の果てにどんぶり勘定の無意味を学ぶのだろうか。
なんでも、G7の経済が、時間を掛けて消費してきた鉄とコンクリートの総量を
中国は5年そこそこで使い切ったというからな。
‥その幻想がいつまでも続くと思い込んだままの経済感覚に、明るい明日なんかあるわけない。
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