↓4)改稿.2016/11/27...20160326...
旭丘分校教師、宮内一穂の自宅(宮内家)において、転入生、夕向凸激の歓迎会の準備が始まった。
名目は歓迎会ではあったが、特にぎやかな飾り付けをすることなく事は進んでいた。
それは、一穂の判断からそのような具合になった。
‥凸激の雰囲気から、もしかしたら、お勉強に差し障りが出るから発言を想定してのことだった。
さいわいそのような中止に至ることはなく、凸激もまたその辺の華やかさにこだわる性格に無かった。
楓、蛍、れんげ、凸激の四人が、夕食の準備をしている合間の
‥その頃‥
一穂は、自室にて、凸激の為に特別なプリントを作成していた。
いつの間にか、その歓迎会の大ざっぱさが、一穂自身に
凸激に教師たる貫禄と意地を見せる上においての時間とタイミングを都合していた。
わざわざ急ごしらえにプリントを作ることになったのも、
‥口で説明するだけよりも、何かと書き出しておいた方が、後で混乱しないだろうとの考えだった。
「いやぁインターネットってのは、ほんと便利で助かるわ
こんなのひらで言葉選んで、整理してたら、全然間に合わないからね」
一穂は、自室にてノートパソコンをネットに繋げて
ネット記事をコピペしながら、自身の言葉を足して再構成した後、
‥それを最後にプリンターで印刷したのだった。
※ ちなみに
旭丘分校にはまだネット配線は届いていない事から(予算的に無理)
一穂は、ノートパソコンを持ち歩き、プリンターは自宅と学校の両方に備えて
どうにか‥宿題や学習に利用するためのプリント等を作成していた。(まぁそんな感じ)
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