2016年04月18日

【四憬句】お題‘見て触って味わって’

記稿.2016/04/18

|焼き物の見て触って味わって形いびつでも風流なり

|女の見て触って味わって形いびつならさんざん叩かれ

|茶湯の見て触って味わって素朴さ程に侘び寂び謳う

|男の見て触って味わって甲斐性なしならさんざん叩かれ



稚草

> 定型口調でも自由律の内の一つということにしておきましょうかね。


 ‥素朴も風流も、昔の日本人の財産としての視界なんだろうな。
 今時代の流れにあり続けるほどに、焼き物に茶湯なんぞどうでも好い感じでしょ。着物もそうだし。
 コーティングされてて洗うの簡単、捨てるの簡単が優先の時代だからな。
 男も女もそんな目線になりがち&一人しか選べないという不自由の中にあるからな。
 否、失礼。一人も選べそうにない時代か‥


> 戦国の空気は、今時代の者らが考えているのとは少し違っていたはずだと思う。


 それは競争とか闘争とか支配とかそう言うのとは少し違っていたはず‥(そう見えるけど)
 桃山時代なんて別称が付けられてるんすからね。今時代の富裕層だってそこまで粋じゃないからな。
 それは、西洋もタバコもまだ入って来てなかった空気の中に根ざしていた。
 ‥はい、西洋棄ててみましょうね。タバコ棄てましょうね。それが一番の早道っす。


> 震災で、親子で少ないそれを分け合っているのにみじめさを感じるなんてそれこそだーめ。


 外国だったら、場所によっては、激しく奪い合いが付き物なんだからさ、
 そこを潔しにすごせると言うことは凄いことなんだと、しみじみ感じるところから入らないと
 ‥日本の文化力に恥じることになる。まぁ全部をほめる気は無いけどな。

 ‥被災後の道に転がってる障害物の大小ぐらい自分らでやれるだろう。
 ‥なんで捨ててあるゴミ同然にみんなでスルーしてるんだろうね。どんどんやらないとめげる一方だ。
 ‥いつ復興したいんですか?、常に即行でしょう。「え、違うんですか?」

 ‥こういう時こそ、新リーダーの登場の機会でしょう。
 ‥地域の結束の復活のチャンスだよ。
 ‥お役所様任せのままだったら、今までと何にも変わらないし、信頼すべき人材も発掘されないよ。
 ‥小さいことの積み重ねで良いんだよ。そこが今と戦国との180度の差だと‥まぁそうなるよね。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 17:27 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする

【四憬句】お題‘資本’

記稿.2016/04/18

・コストダウンに投資しても市場の拡大は低迷‥知れている。
 ↓
・投資の回収には時間が掛かるはずなのに、コストダウンも投資も前倒しで更新。
 ↓
・価格低下&さらにエスカレートするコストダウン行進‥数勘定にも黒字安定など不能。それが道理。
 ↓
・海外人口の増加に目を向けても、そこも結局は同じこと。
 ↓
・否、売上をちょろまかしてタックスヘイブンしていればどうだろうか?
 ↓
・溜め込んだ税逃れ資本で、外資経由偽装にて国内本社に投資‥だから回せて来た。(無借金化)
 ↓
・回せてはいても、実体は自分側のカネでグループに投資だから‥むしろ増やしたい。(成果主義)
 ↓
・国内雇用削減→外向き雇用→デフレ・スパイラル→奴隷然の雇用環境→格差拡大&定着→人材力不良。


|頑張っても頑張っても糞・資本主義‥「逝け」
|志しても志しても壁・資本社会‥「崩れろ」
|頼んでも頼んでも堀・資本省庁&象徴‥「落ちろ」
|感謝しても感謝しても嫌・資本市場‥「去れ」

posted by 木田舎滝ゆる里 at 12:35 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする

【四憬句】お題‘孤独’&‘止まらず’

記稿.2016/04/18

|独りぼっちに針が指す孤独の刻
|とめどめもなく涙が溢れる。孤独が痛い‥
|孤独が蟲いてきて‥這い出してきて‥苦しい‥
|堪え込んだままに‥知らずに来た‥僕の孤独と向き合った二十の頃。


|止まらずか、涙。思い出すほどに泣く
|止まらずに這い出してきて‥さびしい‥
|苦しくて苦しくて‥無理に止まらずに歩き続ける‥死にたくなる‥
|弱くて弱くて‥どうしようもなくて‥「止まらずと」僕の孤独を封じり。



稚草

|孤独より孤高が俺の生きる味

|朽ちそうな自分の中の別人を知り得てぽろぽろでも切りねぇし

|お互いに合致したるはよろこびに歩んでなんぼ転んでなんぼ

|真っ直ぐに生きずば嘘と空回る俺の相棒本音でぐずる



 四景句ではちょっと違うので、景ではなく憬【けい】を用いてみる。
 四憬句【よんけいく】、ルールは単に季語無用という点になる。
 ‥ルール上、一般にそぎ落とすように見える自由律とはかなり違ってくる。

 例えば

|独りぼっちに針が指す刻‥自由律俳句の味わいなら、これで成り立つ。
 でも、四憬句の憬句を‘孤独’にしているわけだから、作中のようになる。
|独りぼっちに針が指す孤独の刻
 独りぼっちと孤独がダブって見えるが、四憬句としては問題なし。
 ただし、一憬句だけならそりゃ叩かれるわな。そこが違ってくる。(そんな感じ)


 憬の字は、憬れ【あこがれ】と当てて書くそうだ。
 憬の漢字としての意味としては、「はるかに行くさま。遠く行くさま。さとる。」とある。
 ‥正直、ピンと来ない。
 そこで‥情の字を使っても悪くないのだが、四情句と表すとなんか違う。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 04:07 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする

【四景句】お題‘紫陽花’

記稿.2016/04/17

@コピペ
雨宿り帰り道商店の軒下
濡れ鼠くしゃみして赤い信号を見てる
青になりゃ駆け出せるさ
歩道の染みの思惑など知らず

@コピペ
(出だしのサビの部分だけ気に入った。詠み人不知、2ちゃんで拾った)
(軒下とか濡れ鼠とか染みとか、言葉の古さ&言い回しに年代を感じさせる‥そこが気に入った)
(出だしが大胆だと思った。お後‥なんだかんだと長々と続いていたが‥俺的には没)


> ↑の風景をヒントにお題を紫陽花にして、自由律でやってみた。



|雨宿り紫陽花を横に見て待つ

|青信号で突っ走る。こっちにも紫陽花、雨に鮮やか

|雨雨雨‥ずぶ濡れて帰る。紫陽花‥紫陽花‥紫陽花‥ここにも‥

|やっぱり雨よりシャワー‥これって紫陽花の気持ち!?



稚草

 人の詩をヒントに詩を詠む‥
 いや〜、なかなか、好い感じに調理できましたとさ。
 ‥御馳走様でした。詠み人不知さん。


> ここまで来るとパクリとか関係ねぇだろう。


 他人の作品を手直しできるようになっても、それは実力では無い。
 自分の気持ちじゃないんだからな。

 自分の世界観に乗せて詠み直す、描き直す。そこが大切。
 しかし、定型句だと、何だかんだとパクリに見えちまうって訳だ。
 ‥そこで自由律+季語、斬新にできましたとさ。めでたしめでたし。


 名付けて四景句【よんけいく】‥「し」と読むと響きが微妙なので「よん」
 一句だけなら、一景句【いっけいく】かな。
 ‥基本は、四コマまんがのノリで挑戦すべし。
 ‥季語に限らず、何らかの同じ言葉を一景句毎に含めて、詠み繰り返すのもあり。
 (天候や季節を詠むと、必然的にそこに固定される。今回の場合で言えば雨)


> このルールは、日本の詩文化新時代の幕開けになりそうだな。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 00:30 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする