記稿.2016/05/05
|お祝いの兜に並ぶ孫の笑み
|幾百と空に夢馳せ鯉のぼり
|菖蒲湯の粋にほのぼのゆかし香
|いくつでも腹の付き合い柏餅
稚草
> まずはベタに詠んでみた。ここまでベタな詠みも聞かないな。
「あるのか?」
‥無いなら、「えー」と言わざるを得ない。
> 次も、すでに誰か詠んでそうだが、どうなんだ?
ちなみ、俺はその手の祭りには行ったことはまだ無い。
‥最近よく見かける映像に、
個々宅の飾りを眺めさせられるより、ずっと粋だと思っている。
> その次もどうなんだ?
これも無いのか?
無いなら、先人らの視点も不抜けていると言わざるを得ない。
大体だ、先人が優れていたら、俳句なんか洗練されるほどに既出だらけにならざるを得ないんだぞ。
‥そうであったら、俺なんぞ端っこだ。(雁首揃って端っこだけどな)
‥それをこそ喜ばしいと思うのだが、どうも違うようなんだよな。
‥現代に於いて、一番とか前の方とかな、そんなのは歴史的に残念なだけだよ。
> 最後のはさすがに無いだろうな
> こればっかりは、性格的な詠みの度合いが大きい
いくつは餅の数だけでなく、歳の数でもある。
‥柏餅の柏には、代を受け継ぐという意味があるんだそうだ。へぇ知らねー。
是、見方を変えて読むと、あんこの色が黒いだけに腹黒い付き合いを連想できる。
‥でもまぁ、そのぐらいに密着して長く付き合うことは世間の必要だからな。
‥代を受け継ぐとの本当は、そういう意味になる。
昔はそこに、下にも利があったわけだが、今や、地域差無くそんなのねぇ。