向宜詠吟.2016/05/16
恋、男女の仲‥
誰かが誰かを好きになる‥
そして、結婚を意識する
ならば、問おう!
汝は、鎧刀と添い遂げるのか?それとも、中身の肉心と添い遂げるのか?
汝は、機体性能とまぐわうのか?それとも、操縦性能とまぐわうのか?
汝は、作戦指揮能力と連れ添うのか?それとも、メンテナンス士気能力と連れ添うのか?
汝は、戦場と孕むのか?それとも、保養地と孕むのか?
すべてを欲してみたところで
それは汝のこれからに是非とも必要とされるモノだろうか‥
汝は何を望んで結婚に挑むのだろう?
幸せという言葉に酔うだけで好いのなら、それこそそのままに酔いつぶれてしまえば好い
どんな酒も‥下戸から呑兵衛まで、至福の一時を約束してくれるだろう
所詮この世のすべては一時だけの幻さ
自分だけの美酒に酔いしれたいと願うのなら、まずは自らが美酒になるが良い
そうすれば、嫌でもいろんな奴が飲みに来る
探す手間が省けるというモノだろう
だがしかし、お互いに味見も過ぎればただの空ビンだ
だから結局は酒なら杜氏に行きつく
そうすれば、味のわかる奴が買い付けに来る
それもまた探す手間が省けるというモノさ
だがしかし、諒酒を造り続けなくなればそこでお終いだ
だからどうしたって、好きになっちまったら勢いこそが一番だ
勢いに乗り切れないんだったら、素直に捨てておけ
エンジン点火とアクセルの違いを履き違えるなよ
エンジン点火は自分でするものだ
アクセル全開に踏み込めるのが結婚(結びつき)なんだぜ
‥で、なんでブレーキとの出会いにしょげるかね?
出会いがブレーキだったなんてんのはな、妄想と同じなんだよ
何事も‥乗りたい乗せてみたいだけで、アクセル全開できるかどうかは別だろう
アクセル全開できないんじゃな、お互いに妄想なんだよ
妄想なんか適当なんだからさ、それが憾みになるって尚更に飲酒運転だぜ
そんなの誰も乗りたくねえし、安全運転の仕方を学び直せって事だろう
学び直そうとしないからこそ、しょげてるってわけだよな
「誰が悪いわけでもない、学び直せば好い!」
いつだってそこだけは変わらないお花畑が広がっているさ
花は勝手に咲くだろう、何をどう植えるかに尽きる
手入れを怠れば、すぐに荒れ野に様変わりだ
学び直そうとしない段階で、荒れ野だったってだけのことだから
自身が荒れ野でも好いなんて汝はそれこそ孤執の人物でござい‥まずは自覚しろ
お互いに、自覚の無い奴とは続かないものだ
自覚が無くても受け入れて貰えるなんてのはなガキのうちだけだ。肝に銘じとけや
> うた詠み終わります、ありがとうございました。
語稚草
諒酒【りょうしゅ】
‥意味は地酒と同じだが、事情を汲むとした意味ではもはや地酒とは言い切れない銘柄を指す。
今や酒のブランドはブレンドだ。それが量産を狙っての味の調合だ。その結果の味。
‥昔の地酒はそこまで細かくない。除菌衛生環境&品質維持流通も整っていない。
‥量産にも限界がある一方で娯楽も少なく呑兵衛多し。運搬能力も低い。安酒の濃度は薄かった。
‥それこそ昔の昔は澱の方に趣があったと思う。薬なんか簡単に手の入らない時代だった。
‥酒は百薬の長の諺もある。それは主に濁酒を意味した。蒸留技術が伝わって消毒に用いられる。
孤執【こしゅう】‥孤独・孤立に執着する様。