記稿.2016/05/18
五段活用の場合、未然形と連用形はすっきりと分かれるので
どちらの助動詞の[ぬ]が付こうがきっちり区別できるが
(完了の[ぬ]は未然形に、打消の[ぬ]は連用形に)
上一段、上二段、下二段、下一段になると
なんだかスッキリしねーなーと思っていたのだが
> そこにも明確に区別する上での認識があった‥
助動詞[つ]→のちの[た]は、自動的動作の完了
助動詞[ぬ]は、他動的動作の完了
是に習うと
「見」は、自動的動作なので、見ぬ(見ない)・見たと使い分けする。
「暮れる」は、他動的動作なので、打消には[ず][ざり]・暮れぬ(暮れた)と使い分けする。
> では問題です。「来ぬ」はどうなってるでしょうか?
答え:カ行変格活用の動詞「来」の未然形である「来」に、打消の助動詞「ず」の連体形が付いた形。
助動詞[ず]→ず/ず/ず/ぬ/ね/ざれ
「ええー、そんなんですか???」(違和感ありあり)
‥さらに細か見ると‥
他動的動作+来(ko)ぬ → 助動詞[ぬ]打消
来(ko)ぬ+場合‥などの体言との組み合わせ → 来の未然形+助動詞[ず]打消
自動的動作+来(ki)ぬ → 来の連用形+助動詞[ぬ]完了
‥というようになっている。
> ふざけんな!!!概ねケーズバイケースじゃねーか!
‥とくに短歌・俳句で読む場合は、空気読めって感じか
否、表記上の定義が必要だ。
来i、来o‥というように書くしかねぇ。
まぁ「来」はそれでも良いかもしれないが、他の動詞はどうする?
俳句の場合は、字数の制限から
‥どこに主体があるかなんて暗に示してわからない場合もある。
懲りmぬ、懲りrぬ‥こんな感じか。(mは未然形、rは連用形)
「じゃ、俺はこれからそういう定義でやるとしよう。」
(またさらに見直しかよ‥)OTL
posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:25
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日記/2016
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