2016年06月05日

【ネタ文学】僕と書いてしもべと読むその心は?01

記稿.2016/06/05

「あのう、僕とお付き合いして下さい」

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「えーそんなこと急に言われても、わたし今、恋とかって気分無いのよね」
「そこをなんとか、気分出して一緒に盛り上がってくれませんか」

「まぁ、せっかくだしそんなに言うんだったら
 しもべとしてわたしの三歩後ろから付いてくるぐらいなら構わないわよ
 僕って書いてしもべって読むでしょ、同じことよね」

「え?・・・」

「どうしたの、もう用無いならわたし帰るからね」
「あ、あのう‥」

「なーに?」
「しもべからのランクアップはあるのかな‥」
「そんなのあなた次第よ、先に言ったでしょ、わたし今、恋とかって気分無いって
 そんなことも分からないようじゃ、ずっとしもべのままかもね」

「少し考えさせて下さい!」
「・・・まぁ好きにしたら」
posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:04 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする

【四憬句】苦迷(お題‘後悔’‥二射)

向宜詠吟.2016/06/05

|「選択」其は今こそが後悔の端境
|失ってからの後悔、亡くしてからの後悔、死んでからの後悔‥
|後悔し切った未来の自分からのメッセージが、今ここに苦迷として訪れる
|ならば問え、後悔をスルーしてしまったというその先を


|理由が欲しいのだろう、動機が欲しいのだろう、ならば後悔も又好し
|順風満帆という逆恨み、油断、傲り‥そこにあるのは何だろうと後悔のもとになるばかり
|‥そもそもにして「後悔せずに生きるとは何ぞ?」
|斯様な高邁を問おうなら尚のこと活きてなど居らぬ。後悔の本質とは「選択」を手仕舞う事よ



> うた詠み終わります、ありがとうございました。


語稚草

 苦迷【くめい】‥苦しみ迷うこと。選択の先に苦しんで判断できなくなる様。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 19:17 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする