2016年06月08日

【ネタ文学】僕と書いてしもべと読むその心は?04

↓3)記稿.2016/06/08

「あれから三週間ね、代替案ぐらい三日で考えてきなさいよ」
「お言葉ですがキューティ様、アイデアはその日のうちに思いついたのですが
 思いついた勢いで、少々作る方に手間が掛かってしまいまして
 このようにお待たせしてしまう次第になりました、申し訳ございません‥」

「・・・ちょっとボディ今なんて言ったの?」

「はい、ですから
 思いついたアイデアを実際の形に作り上げるのに手間取ってしまったものですから
 三週間もお待たせしてしまいました‥」

「嫌だわぁー、あなたって思い立ったら突っ走っちゃうタイプだったのね
 このわたしに相談を介さないでいきなり予算を注ぎ込んじゃうなんて
 夫婦生活じゃ妻を泣かせるタイプよね
 あなたが考えたというそのアイデアが糞で、却下された時はどうする気だったのよ
 今後からは自重しなさいよね」

「申し訳ございません、ですが、僕
 普段から、思い立ったらすぐ作ってみちゃうタイプなんですよ
 ですからついつい作る方に夢中になってしまいまして‥」

「へぇ、そうなの、手先が器用なことは立派な事ね
 でも作る方に夢中になっちゃうのって、恋愛で言ったら自爆発言よ
 彼女のことも忘れるぐらい夢中になっちゃうなんて下らなさすぎるパターンね

 でも、まぁこれは試験課題でもあるから熱意の表れとして受け止めといてあげる
 それじゃ見せてちょうだい
 手先が器用だったにせよ、出来上がって来たものが糞だったら
 それこそ無駄ってわけだけど」


「えへへ、では早速」

(な、なによそのにやけた顔は‥変なモノ出してきたら承知しないんだからね)
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 10:58 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする