2016年06月10日

【刮目】軽減税率VS.固定資産税

記稿.2016/06/10

 所得格差と云う名目から軽減税率の導入を議論しているようだが
 考えてみても、富裕層に拘わらず程度ゆとりがあると言うだけで
 車を買い、家を買うのが流れとしてある。


> つまりその手の豊かさには既に資産税が課せられている。
> 制度の頭から既に、相殺されて始まっているのがそもそもの消費税なのだ。


 軽減税率の導入なんか意味が無い。
 そんなことをしでかす前に、消費税そのモノに無理があると認識すべきが段階だ。
 もしくは、そんなに消費税に集約したいのなら
 ‥最低でも、固定資産税を廃止しないと多重課税だ。


 エコカー減税に住宅ローン減税にしても
 それ自体がすでに、富裕層向け待遇の逆軽減税率みたいなモノで
 それで消費が食いつなげるというのなら
 尚更に、固定資産税を廃止してしまえば良い。これは同じことだ。


> 地方に力が無くなっているそもそもが、その固定資産税と相続税の塩梅だ。


 お互いを支えられないぐらいに啜り盗るから、
 地方の衰退が加速度的になるのだ。 

 「固定資産税に相続税と搾り上げている意味とは何だろうか?」

 そんなモノ無くてもあっても、格差社会に拡大してしまったのだ。
 既に本来の意図として設置された建前など機能していまい。
 地域間にみられた牛耳り傾向よりも、むしろ懸念すべきは、都市部一極化がもたらす格差にある。


 消費税を始めた時から、既に、
 固定資産税が、足枷として軽減税率として機能してきた。
 そこに無理があったから、エコカー減税に住宅ローン減税をもてはやさなければならない。
 (サブプライムローンという先食い需要が崩壊して以来、底が丸見えになった。)

 もてはやしてみた結果、経済促進の効用は程度望めるように見えた。
 それはつまり
 ‥消費税に集約したいのなら、とくに固定資産税は行きすぎた代物だとの解答でもある。


> 割合としても、


 固定資産税があることで、いつまでもローンを払っているのと同じになる。
 エコカー減税に住宅ローン減税を続けるぐらいなら
 ‥まずは固定資産税から廃止すべきが筋。

 ローンの過払い金請求はできるのに、固定資産税の過払い金は請求不能。

 「何様だと思ってんだよ!」
 税制が高額ローン請求のヤクザのやり口よりひでぇんなら、抵抗だって増えるだろう。
 つまり、不買運動だ。高額所得層だって同じだろう。


> 云うならばこうだ


 固定資産税を払い続けなければならないから、転職するにも乗り気にならない‥
 そりゃそうだ、転職すれば給与も下がらざるを得ない。それが相場というモノだ。
 下がるに追加して、新規の経費も掛かる。手持ちの貯金も減るんだよ。

 結果として足踏み組も多くなり、どうしたって職業選択のミスマッチも増加する。
 だから、ますますちぐはぐになる。
 ‥汗したからこそ、固定資産財を維持できて当然のはずなのに
 まずはそこから常に維持しなければならないという糞糞くだらなさ。


 「固定資産財捨てますか?、転職しますか?」


 そんな糞糞ちぐはぐさから、さらに機械化・ロボット化を推進せざるを得ず‥
 転職の進まないままに勤めている業界側の必要雇用数が目減りする。
 (本来なら人手不足でも、どうにか回ってしまうと云う不可解‥ストレスは増加傾向だ)


 産業推進の邪魔をしているのは、どう考えたってその辺の心理的辻褄の崩壊だ。

 国益などと云っても、全体を見通せていないから糞糞にしかならない。
 (そもそも、誰の為の国益なんだよ?‥ふざけんな!)
 (そういえば、電通の戦略十訓に書いてあったな‥「捨てさせろ」って)
 (いやぁダメじゃん。それって長い目で見たら、結局‥お互いの首を絞めてたって戦略でしょ)
 (政治なんか国民からの支持があってなんぼでしょ、電通の指示なんか糞×真に受ければ糞=糞糞)
posted by 木田舎滝ゆる里 at 11:48 | Comment(0) | 刮目/2016 | 更新情報をチェックする