2016年06月25日

【プレバト】梅雨と猫、俺も詠んでみた2

向宜詠吟.2016/06/25

|あじさいと向き合う背中 猫と雨
|梅雨の粒キョロキョロと追い猫も閑
|出掛けたい気持ちで縁側 梅雨の猫
|雨に添う猫とあじさいただずまい



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



稚草

> 気を取り直して、お題の写真とイメージ映像通りに詠んでみた。


 ‥とくに猫を愛でる環境には居ないんでよく知らん。
 わざわざ飼うという程の気概もねぇ。カネもねぇ。その気もねぇ。

 俺は、さいとうたかをの「サバイバル」というマンガの影響で
 ネズミというのが嫌いなんで、運んでこられてもうれしくねぇ。



手直し

|老猫や背筋伸ばして見る蜥蜴  東国原英夫
|老猫や背筋伸ばし視る蜥蜴  手直し(夏井いつき)


 ‥伸ばしてと「て」では、間合いが空くと指摘。

 まぁまずいような指摘では無いと思うが
 ‥通常、のがさない為にも間を溜めるのは戦術として普通
 ‥イエネコなんだから、とくに飢えてるわけでもないんだし
 ‥溜めずにじゃれるのはやんちゃな盛りの猫の特徴
 ‥東国原は、老猫と入れてんだから、そこん所をもっとしっかりと確認すべき、
 ‥お題の猫が若いもんだから‥勘違いなんだろうね。


 東国原の詠みは
 猫が蜥蜴を見つけた瞬間の初動の切り抜きなんだから
 「おや」って空気感で良しとすべき所だと思うが‥

 これまた無理矢理に、如何にも攻撃の構えに仕立て直さんと弄って
 「を」なんか挟むから、却って、人間くさいのろりとした感じに仕上げちまってるじゃないか‥

 「を」を入れちまう方がよっぽか、おっこらしょって感じだろう。

 猫だって、老いてれば身の程もわかってるだろうし
 本能的に構えはしても、仕留めようと思うほどに無いはずだ。
 それこそサバイバルに生きてるなら話は別だろうけど、イエネコなんだからさ
 「視る」より「観る」で十分だろう。


↓(それならと、こうなった)


|老猫や背伸びに構え蜥蜴観る

posted by 木田舎滝ゆる里 at 22:30 | Comment(0) | プレバト俳句 | 更新情報をチェックする

【言語解釈】笑けるからの類推

記稿.2016/06/25

 高い → たけぇ
 格好いい → かっけぇ


> この流れで云うと


 笑い → わらけぇ
 「わらけぇ」の意味としては‥とても面白く笑える様ということになるだろうか。


 ‥ところがどうしたことか、形容詞から動詞に転じるという事件が起きた。


 それが、笑ける【わらける】だ。
 意味としては‥とても面白く思えるんだけどくだらない様子。
 ‥と解釈されている感じだが、実際の所よく知らん。


> と言うことは


 高ける【たかける】
 格っこける【かっこける】
 ‥などとしても使ってみるのもありになって来よう。


 高ける【たかける】‥無駄に高いだけで役に立ちそうにない様子。
 格っこける【かっこける】‥格好良さげに見せようとしてはずしてる様。


> ・・好いのか!?


 もう一度、確認してみよう。

 「わらけぇ」とだけで使うなら、どこか個性的だし、キャラ立てに使えそうだ。

 ‥でも

 「やわらかい」では「やわらけぇ」で用いられている。
 「わらけぇ」と「やらわけぇ」‥なんと紛らわしい。

 そういうもろもろの事情から
 「わらけぇ」に係わらず、紛らわしきは自然淘汰されたと思われる。


> ところで‥「やわらける」なんとも不可解な響きだ。どう解釈すれば良い??


 柔らける【やわらける】‥実に柔らかそうでいて、そうでもない様。
 それは、柔らかすぎるのか?、固いのか?、それとも普通なのか?

 まぁそれはそれで
 化学的特性の曖昧さを言い表すのに困るような状態に使えそうかもな。
 ダイラタント流体に力を加えた時は固くなるが、力が抜けると途端に柔らける‥など。

 この場合の「・・ける」は、「ばらける」等のけるの用法に近い。

 まぁそんな風に用いるなら‥力の加減を変えると柔らかくなる様という解釈か‥


> なるほどなるほど、使えなくはなさそうだ‥


 でも、言語としては、相当に乱れそうな感覚が忍びない。

 そもそもにして言語の乱れとは
 細胞分裂のままに、一方に寄って行ってしまうことの流行り廃りに満足してしまう点にある。

 「どうして使い分けて用いようとしないのか?」

 使い分けたいから誕生したはずなのに、こちらの方が今や主流とか言い出す始末だ。
 ‥そういう方向性は、言語としては筋違いである。文化としても争いにしかならねぇ。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:53 | Comment(0) | 提案熟語 | 更新情報をチェックする