2016年08月20日

【勝手句帳】005 28-8-16/8-19 静岡新聞掲載分から

↓7)向宜詠吟.2016/08/20

|夕立にはしゃぐ下校児水たまり  沼津市・千本プラザ俳句教室 8/16


 夕立は今降ってるだろうか?、過ぎたのだろうか?
 まだ降っているなら、べつに水たまりがどうのこうの云っても始まるまい。
 ‥こういう時系列への意識が、織り込まれていないのを見てしまうと、どうしてもそそるね。


|夕立や友とじゃれ遇う水たまり


 ‥とはいえ、「夕立や」と一旦切る程度か。
 遇うを使うともはや下校時では無い。その夕立に「いつ」とした制約も無くなる。
 日曜の夕立かも知れないし、夏休み期間中の夕立かも知れない。
 偶然居合わせれば、そのまま遊ぶかも知れないし、そんな最中の夕立が去ったあとの様子になる。

 尤も、居合わせることになったのは、水たまりの方だろうけどね。
 ‥そう考えると、これはこれで、下校時でも通るのである。
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 15:22 | Comment(0) | 名句にポン/2016 | 更新情報をチェックする