2016年09月07日

【勝手句帳】011 28-9-6 静岡新聞掲載分から

↓8)向宜詠吟.2016/09/07

|虹の橋落ちる水 音色に替へ  三島市・東大場土筆句会


 ‥これは、なかなかにリスペクトし甲斐のある着眼‥


|ししおどし瑞音わりて虹はやす
|すいきんくつ瑞響はなち虹さそう
|新棟やとんとん奏で朝の虹
|産声や拓く未来に虹新た




|故郷の村の賤けさ銀河濃し   静岡市清水区・羽衣俳句会
|故郷の村のしずけさ銀河濃し  打ち直し


 ※賤‥いやしい。いやしむ。みさげる。さげすむ。(しず)

 ‥何と読んで良いのやら
 しずけさと打ち込んだところ、賤けさに文字化けしたものと思われる。(夏バテかい)


 「銀河濃し」の言い回しが好いね。(やられたって感じ‥やられたって感じ‥やられたって感じ)


|銀河濃しありがとうと寝入る夜




|紫陽花の鞠ほどの幸 路地に棲み  静岡市清水区・羽衣俳句会
|紫陽花の鞠ほどの 路地に棲み  手直し


 「鞠ほどの幸」ってつまり紫陽花のことなんしょ。
 それじゃ、おもしろ味が今ひとつなので、紫陽花の鞠自体を庵に見立てて
 紫陽花の全部を路地に見立ててみた。


> さて、問題です。そんな所に棲まっている生きものさんとは誰でしょう?


 答え:カタツムリ
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:09 | Comment(0) | 名句にポン/2016 | 更新情報をチェックする