2016年09月18日

【四句劇】お題'御預け'

向宜詠吟.2016/09/18

|焼きそばに注いで三分夕霞
|ヒグラシやラーメン待つる列のケツ
|素通りす焼き肉たぎる秋の街
|牛めしをお持ち帰りや寒残月



稚草

 春:大学通うのに越してきたばかりだし、当分は節約かな。

 夏:炎天下に列びたくなかったので夕暮れを選んで来たところ、まだ列んでた‥OTL

 秋:肉を猛烈に食いたいのだがここは我慢だ。もっと実入りの良いバイトでも始めるか‥

 冬:夜勤に回されて、寒い中、朝方の月を見ている。それにしても眠いし腹減った。
 ‥二四時間といったら、ここしかねぇな。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 22:14 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする

【四憬句】お題'柱影'

向宜詠吟.2016/09/18

|柱影や無機なるあした続く夏
|柱影や夕暮れずらり渡り鳥
|柱影や雪かき分けて夜の塔
|柱影や鴉なにやら春さわぎ



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



稚草

> その昔、エヴァンゲリオンを見ていて思ったのは、電柱の影のカットです。


 「今更ながらに、俳句にならないか?」
 そこでまず、柱影(ちゅうえい)を着想。(それにしても様にならない響きである)

 まずは、エヴァンゲリオンで感じたままに無機質感から詠んでみた。
 ‥しかし、ひとつ詠み上げてみると他にもいろいろと表情を付けてみたくなった。
 ‥ほうほうほう、意外と見慣れた景観だけに、とぼけたぐらいに景色がありそうだ。


|柱影や車突っ込む青田泥


 青田泥(あおたどろ)‥なかなかに出番の少ない季語。
 (田植え泥と勘違いしてはいけません)


> この句のあたまに「柱影」を置くのに少しばかり悩んだ


 ‥電柱が無いところに突っこむ方が確立としては高いわけだし
 ‥柱にツッコんだのか、田んぼにツッコんだのか曖昧だし、でも画としてはグッド。

 ‥居眠りか飲酒かのどちらかで
 寝惚け半分にも柱は目に飛び込んできたが、
 大慌てにも田んぼのことは忘れていて、ハンドル切ったらドボン。まぁ、そんな所かなと。
 (今なら、ポケモンGOで説明が付くかなと)
posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:31 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする

【勝手句帳】017 28-9-17 静岡新聞掲載分から

↓4)向宜詠吟.2016/09/18

> 短歌の手直しは和歌ながらの五七五の抑揚を主に見立てるのが好いかなと思いました
> 俳句みたいなツッコミはうるさいだけで不要かと
> ‥ほとんど日記だし、手直ししても俳句のようにインパクト薄いし


 肝心なのは、平に詠みすぎずに気持ちを含めてそらんじることです。
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 16:05 | Comment(0) | 名句にポン/2016 | 更新情報をチェックする