2016年10月21日

【刮目】門商分離から門民一如へ

向宜詠吟.2016/10/21

|門前のにぎはひ遙か夏通り

|本然の先たる護神欠き「門商分離」と変わり誤信かな

|門商の分離に果てつ夏通り
|涼閑や仲見世あるく先見えて
|客来ずとせめてもの蝉 アーケード
|町おこし門民一如ぞ天高し


> うた詠み終わります、ありがとうございました。



語稚草

 涼閑【りょうかん】‥涼しげにも静かにある様。
          ‥転じて、人気がまばらで用意されてある日陰が広々としている様。


 門商分離【もんしょうぶんり】
 ‥門とは流儀を同じくする集まりを指し、商はそのままに生業の集まりを指す。
 そもそも昔からの商いには、門←→商←→民の流れを基本にして来た。
 つまり、門とは、豪族だったり宗教だったり土着した勢力または一族を指す。
 十分な保護がなければ商いは成り立たず、商いがなければ民の暮らしも見通しが立たなかった。
 自然とその門を根城に町並みが整えられ、門に通じるように通りが結ばれていた。
 門にあやかるように、通りが繋げられて形作られていたのである。

 ‥そこが分離してしまった状態を「門商分離」と呼ぶ。


> これに対して


 門民一如【もんみんいちにょ】
 ‥門も民も平に暮らしの生業を兼ねるという意味であり
 門商だった流通の主導を、門民にして出直す意向を指す。
 一如であるのだから、どちらが上座でどちらが下座とする概念がそもそもに薄い。
 (※言葉の都合上、差があるように見えるが、商いが無いわけでもない)
 
 また、そこにあるべき「門」とは、精神の拠り所(柱)のことである。(イデオロギーとも言う)
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 22:45 | Comment(0) | 刮目/2016 | 更新情報をチェックする

【俳句】お題'夜の芒'‥十射+1

向宜詠吟.2016/10/21

|雲厚く地味に立つのみ闇芒
|束の間の闇芒だと食いしばり
|濡芒ふりこみ消ゆる大三元
|濡芒 風なし月なし見栄えなし
|濡芒‥先月赤字‥今月も??
|闇芒 役満とおくリーチのみ
|闇芒にこにこ並ぶ七対子
|芒栄えリーチ一発ツモいま親番
|月照るや闇芒さらば風噴きつ

|松虫の槓槓鳴いてドラドラドラ

|清算を済ましゼロサムまあ芒


> うた詠み終わります、ありがとうございました。



語稚草

 闇芒【やみすすき】‥夕方と打って変わって、月が出ていても冴えないのが芒の意。
 濡芒【ぬれすすき】‥闇芒でさえ冴えないのに、雨に打たれてはさらに見どころなし芒の意。
 芒栄え【すすきばえ】‥芒が夕日に映えて盛っている様。
 まあ芒【まぁすすき】‥華々しさはなくも月夜には欠かせない手堅い役回り、転じてそのような様。
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 14:58 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする

【俳句】お題'○刈田'‥十二射

向宜詠吟.2016/10/21

|いつの間にわさわさ消えて夕刈田
|夕刈田すっきりわかる端と端
|香刈田また一年振り返るどまんなか
|鎮まりやしみじみ日落ち闇刈田

|地元とてつながり疎き闇刈田
|その先は買ひ食ふばかり闇刈田
|楽をしてコンビニ往くみち闇刈田
|闇刈田ここに欲しいぜマイホーム

|振り向けば足音迫る濡刈田
|濡刈田また一年やどまんなか
|濡刈田先の見えてもまだ見えず
|濡刈田おれの代までこの夜空


> うた詠み終わります、ありがとうございました。



語稚草

 夕刈田【ゆうかりた】‥夕日に映える稲刈りし田
 香刈田【こうかりた】‥稲刈りしあとの立ちこめる香り漂う田
 闇刈田【やみかりた】‥夜の刈田。とくに刈り入れ後の晴れの続く間の夜を指す。
 濡刈田【ぬれかりた】‥刈り入れ後、始めて降る雨の刈田の様。
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 13:13 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする