↓6)向宜詠吟.2016/11/16
|一日を一人で過ごす秋思かな 沼津市・万年青大学「俳句A教室」
|一日を一人で過ごす秋思かな 天つ空さえただ流れけり
‥どうやってプラス七七しようかなと思案していたところ
広辞苑の検索をずらずらと別の調べで見てて目にとまったのが、「天つ空」
ラッキーとばかりに整いましたとさ。
外に居るのか、部屋の中に居るのか、そこからしてパターンありすぎの詠みです。
「秋思」なんて響きでは、ただ置いてあるだけの詠みにしかなりえません。
それでいて、インパクトが軽いわりには、サラリと整ってしまっているのです。
後半もどうしたってそこのリズム感なりサッパリ感を崩したくないのです。
> これを一人ですらっと詠んだとしたら、現代短歌としては、脱帽モノですけどね。
‥でも俳句のままなら極平凡。(ここの落差がスゴいわけですよ)
早い話が俳句と短歌は別物です。それでいて双子みたいな所があると‥
|コンバイン秋の景色を仕上げたり 静岡市・SBS学苑パルシェ校「すんぷ俳句のひろば」
|コンバイン秋の景色を仕上げたり もてなす刈田ぞ香の夕暮れ
‥農家ながらの詠みっぷりが実に好い。(実際‥農家かどうかは判りません)
そこにご苦労様と言葉を足してみました。
まぁ、農家にあれば、刈田の香なんて、毎年のことで何気ないかも知れません。
(今年もまた一段落したなあとの充実感の方が勝っていると思いますから)
‥この辺が、合作の醍醐味かと。
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