↓8)向宜詠吟.2016/11/18
|吹く風に秋を感じて季節詠む空に侘しく流れる雲に 沼津市・萩の会
|いま里の松原見上げ秋を乞う 空に侘しく流れる雲に
‥下の句がえらく気に入りまして、上の句だけを手直しです。
どう詠むかですが、まぁ木々は秋をどう感ずるのかなと思い至りまして
その場限りにも動かないわけですから、さしずめ、空の気配からしかわからない訳です。
|彼岸花燃ゆる情熱胸に秘め土手を朱に染む秋の訪れ 沼津市・萩の会
|彼岸花君を想えば佇みて堤見る日々秋染まりたし
‥なんというか、括りがしまってないのです。
「胸に秘め」と持ってきたら、「志」を叩き綴らなぁアカンのです。
なのに「秋の訪れ」‥なに言っとるんですか!?
彼岸花を何かに見立ててる前置きがぶちこわしどゑす。
> どこか景色だけを詠もうとして、どっちつかずなのです。ハッキリさせましょう。
それでも、「彼岸花」×「土手」×「秋」の並び順に恋歌を連想してしまいまして
まさか彼岸花で、恋歌が詠めるとは思ってもいませんでした。(ごちそうさん)
|すれ違う風の香りは秋模様過ぎし猛暑が恋しくもなる 沼津市・萩の会
|すれ違う風の香りや金木犀 とめどめもなく秋を吸い込む
‥「秋模様」と盛ってきて、「猛暑が恋し」‥はぁ、なに言ってるんですか!!
どんな風の香りなんだ?、どうにも正体不明になってしまうのです。
‥その秋模様ってのはなんですか、ちょっとだけって意味ですか?
そんなことナイさ。猛暑が恋し程なんだから、ほどほどに無くてもう十分に秋だよ。
> そしたら、金木犀しかねぇだろうが!!!
「ふふ‥」お陰で良い句が詠めました。(ごちそうさん)
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