↓8)向宜詠吟.2016/12/02...20161123...
|源流は断崖の底初もみぢ 静岡市・青葉句会
|訪れは断崖の底初もみぢ いよいよ是から龍哭くる
‥まるで甲子園俳句のようなノリ。(余韻が面白いので俺もやるけど)
「源流」というのがかなり引っかかります。まぁどうにも水の流れの事らしい。
源流と言ったら普通、湧水ですからね。断崖から見下ろすというのは無理がある。
上方からではそもそも区別できません。近づいてみてやっとです。
海に直接流れるようなタイプもありますが、その下にあるのはせいぜい松だと思います。
‥悩んだ末、こうなりましたとさ。
> 「龍登る」にしたいところ‥でも春の季語にあるから
> 何気にある 「龍淵に潜む」の風情を転じて「龍哭く」としてみました。*哭く(なく)
「断崖の底」×「初もみぢ」‥なかなかにニクい目の付け所です。
|迎え火へ兵士は海底からやってくる 島田市・主流社句会
|海ぞこや送り火届け艦影に 忘るるものか貴様等のツラ
‥ネタの着想が個人的にツボだったりと
童話風にアレンジしてあるのを、強引に時代の空気を巻き戻しておりま〜す。
(近年の艦影発見ニュースに引っかけて詠んでみました)
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