2016年12月19日

【勝手句帳】060 28-12-16 静岡新聞掲載分から

↓9)向宜詠吟.2016/12/19

|白山に降る雨しとど地を見つめ頂めざして階を踏む        焼津市・さつき短歌会

|敗戦や降る雨しとど地を踏めるあの雨思う‥なれど天つ晴れ


 ‥「降る雨しとど地を見つめ」この余韻に、「雨の学徒出陣」映像を思い浮かべちまったす。
 特集等でなんどもお目に掛かるっすからね、そりゃもう、「終戦の玉音放送」とセットですわ。

 ‥ということで、「白山」うんたらなんてどうでも良くなりまして
 敗戦のその日の日本人の心境とやらを句に折ってみました。(by学徒兵視点)


 


> ‥我が国は負けたのか‥(薄々感じてはいたが)あの学徒出陣の雨を思えば
> すでに散っていった友も居るというのに、こうしておめおめと生き延びるというのでは
> どうしたって悔やんでも悔やみきれない‥それなのにどうだ!この青空は‥
> 負けたというのに、終わったという気持ちの方に半分ほっとしてしまっているのだ‥
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 22:32 | Comment(0) | 名句にポン/2016 | 更新情報をチェックする

【勝手句帳】059 28-12-13 静岡新聞掲載分から

↓4)向宜詠吟.2016/12/19

|霧動き現れたるは備中城       静岡市・葵句会


 ‥おやおや来ましたね、天空の城の句です。
 竹田城址と備中松山城の二つもあるようです。
 (竹田城址は石垣のみ、備中松山城は天守あり)

 見頃はどうにも冬の朝のようです。(とくに11月下旬〜12月上旬)‥以降雪注意。
 ‥秋の朝から想定内らしいのですが、どれ程の差があるのかは知る由もありません。


> 季語は「霧」ですか、なんというのか攻めがベタすぎるっす‥
> では、まず、第一案


|いにしえの叢雲晴れて竹田城址

 無季でーす。まずは無理せず無季で攻めてみましょう。
 年代絡みは、至って斯様な攻めになりまーす。*城址(じょうし)
 ‥続いて第二案

|天つ明け叢雲晴れて竹田城址

 ほうほう、朝の天空ぽくなって来ました。じゃあとは「冬」を入れるだけですな。
 ‥続いて第三案

|天つ明け叢雲のぞく冬城址


> なるほど、竹田を取ってしまうと途端にイメージを欠くのがわかります
> ということで、晴れて→のぞくになりました。(やはり季語のあるなしは要でーす)
> ‥続いて、投入堂(なげいれどう)で折りまーす♪


|岩に入むかそけき仏 投入堂

 無季でーす。(ちなみにこれは今年の夏頃の詠み)
 *入む(しむ)、かそけし(幽し)‥音・色などがかすかなさまである。(ここではひっそりした意)
 ‥文字化けにも今回浮かんできたのが

|言わせ見や かそけき仏 投入堂

 ‥ほうほう「言わせて見やれ」‥驚きを見に来い、そんな感じですかね。(じゃ、掛詞だね)


|巌蝉やかそけき仏 投入堂
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 00:53 | Comment(0) | 名句にポン/2016 | 更新情報をチェックする