記稿.2017/02/14
♀「ねぇ,」
♂「え?‥、なに、もしかしてチョコレートごっことか?
俺どうせなら××××の方が良いんだけど」
♀「へ?」
♂「なんだよその意外そうな反応は、やろうぜ××××」
♀(え!?‥どうしよう‥嬉しいような嬉しくないような‥そういうんじゃない‥)
♂「なんだよ、まるで俺の子を孕む準備がスタンバってないって顔じゃん
やっぱり、ただの遊びなんだよな、チョコレートごっこだし」
♀「(むッ)
なによ、そんなこと言って、私のこと食い逃げする気なんでしょう!」
♂「へぇ、そりゃ随分とした言い草だな
今日バレンタインなんだろう、女子がくれるってんなら食い逃げ関係ないしさ、
エイプリルフールでもないし、どうすんの?、××××やるのやらないの」
♀「じゃ、これ気持ちだけ‥」
♂「〜はぁ??、ちょっと待て
いいか、ここまでの会話の流れで、渡すチョコにどういう意味が込められてるんだ?
俺が今これを貰っても、明日になったからって××××してくれるわけでもねぇしさ」
♀「だって、せっかく頑張って作ったんだし‥形だけでもと思ったの」
♂「ほう、そんなにかよ?」
♀「まぁね、さっきまではそんなにだったけど‥」
♂「そうかそうか、それはそれは十分に満喫できて良かったな」
♀「よ、好くなーーい!!」
「・・・・・・・・」
♂「(なんだよこの未練がましい間と、マジマジとしたあの顔は、)
あ☆‥まさか、お前
実は、朝倉南ごっこしたかったとかかよ、うへぇ、俺そこまで上杉兄弟じゃないからさ
そもそもそんなの期待している野球部員なんか居る訳ないんだよな、ほんと勘弁して欲しいから
じゃ、俺もう行くな」
♀「あ、ちょっと‥」
‥スタ、スタスタスタ‥
♀「今チョコ貰ってくれないと、ホワイトデーのお返しだって言って来ても貰わないからね!」
・・・ダダダダダダダダッ
♂「そうだよな、ここまで来たら、おかえしにチュッとか有りの展開だよな」
♀「そうだよ、だからちゃんと受けとってよね」
♂「よっしゃ☆!、そういうことならうけさせていただきま〜す☆」
♀「はい、○○くんへ、さっきまで大好きでした。ハッピーバレンタイン♪」
♂「・・・・た‥ってなんだよ、
そんなん、受けとれるか!!!」
♀「だって、そういう流れでしょ、だからちゃんと受けとっておいてよね」
♂「‥たっく、それってどういう気持ちだよ、なぁ??」
♀「だったら、食べてみればわかるんじゃないの」
♂「ああ、そういう展開か‥・・・しゃぁねぇな‥ちょっと惜し負けたかもだぜ」