記稿.2017/07/20
一般にGDPの指標とは、生産から成り立つ利益分の総和で有り、
全体に於けるマイナス分、つまり、企業赤字分は含まれていない。
つまり、GDPだけを眺めて判るのは、全体で生産に求められる総和の程度だけである。
数値が伸びても
全体の赤字は引き算されないので、実体経済の実際をなにも表さない。
競争社会のシェアの大きさだけを漫然と示すだけで
負け組分は勝ち組分に吸収されるだけなので
格差改善の指標どころか、景気指数の指標にも成り得ない。
赤字分の引き算をきちんとすれば、どこの国が
最も好景気で、最も不景気かがはっきりするはずだ。