2017年09月03日

【AviUtl】4:2:0を4:4:4に疑似的に拡張色調補正する魔法

改稿.2017/09/03...20170830...

 一般向けにエンコードされた映像は、すべて
 4:4:4(24bpp)から、4:2:0(12bpp)に減衰されちまいます
 その比率が大ざっぱに、32:20=8:5

 =8:5

 ‥なので

 =8:5
 ‥にひっくり返してやれば、色味だけは擬似的に回復できるかなと‥

 つまり、黄金比フィルターでやっていたことを振り返れば
 8:5‥も黄金比に近かったと言うことで
 また、少しばかり数値をずらしてやれば良いのではと、思い立ちまして、修正しました

 すると

 日本人の肌がやたらと適切に黄色っぽくなりだしまして
 アニメとのバランスもほどよくなりました


> ‥それはつまり、マスターにより近くなったと言うよりは、撮影時に近くなったのか??
> (カメラを持ち歩いたことが無いので、その辺の判断をできかねます)


 使用ツール:AviUtl

<色調補正>
明るさ   : 43(ノーマル)、 47、 51、 55、 76、 80、 94
コントラスト: 27(ノーマル)、 29、 32、 34、 47、 50、 58
ガンマ   :−10(ノーマル)、−11、−12、−13、−18、−19、−22
輝度    : 17(ノーマル)、 18、 20、 21、 29、 30、 36
色の濃さ  : 69(ノーマル)、 76、 83、 89、123、130、152
色合い   :  0(ノーマル)、  0、  0、  0、  0、  0,  0


 * これの<色調補正>は、アニメ向けです
   実写になると黄金比の概念が多少崩れるというか、編集のされ方次第で対応が変わります
   面倒くさいので、アニメ用と言うことにしておきます


<拡張色調補正>
Y(offs):0(明るすぎる場合は‥コントラストの逆値に下げます)再び暗くすんのかよ?
Y(gain):0
Cb(offs):−3(ノーマル)
Cb(gain):0(アニメ)、−49 or −30 or 0(実写)
Cr(offs):(ノーマル)
Cr(gain):0(アニメ)、−49 or −30 or 0(実写)
R(offs):−1
R(gain):−49
R(gamm):
G(offs):−49
G(gain):
G(gamm):98
B(offs):−128
B(gain):79
B(gamm):256


 *8:5の場合
  Cb(gain)&Cr(gain)の値は、いじってもそのぐらいで十分のようです
  動かしても、|79||98||128|を試してみるぐらいになります
  並びに、Cb(gain)&Cr(gain)をいじると、色の濃さが減衰するので
  色の濃さの値を倍ぐらいに増やします

  Cb(offs)&Cr(offs)の方をさわる必要は概ねありませんが
  いじるなら、まず、明るさ×|コントラスト|×|輝度|×|色合い|のレベルを上げてみませう
  色合いは、概ね、輝度の値の絶対値が狙い目です
  次に
  Cb(gain)&Cr(gain)をいじってみるか
  Cb(gain)&Cr(gain)をいじってみるかです

  まぁ、概ね視聴用です
  再エンコードしてそれの映像を、TV画面で見るつもりなら、悩ましい結果になると思います
  (PCオンリーなら、お好みでどうぞ)


> エンコード画質について気がついたこと


 4:4:4(24bpp)から、4:2:0(12bpp)に減衰されちまうってことだから
 ロスレスの4:2:0(12bpp)以上の画質はまず手に入らない
 (TV画面視聴が前提なら尚更)

 XMedia Recodeを使うと、それのベタだし確認がサクッとできるので
 (Matoroska→FF HuffYUV→YUV 4:2:0 Planar 12bpp)

 まぁ、一度、そこの差を確認してみるとスッキリするでしょう
 あとは、圧縮がどれほどに影響するのかを好みで判断すれば良いと思います
posted by 木田舎滝ゆる里 at 02:32 | Comment(0) | エンコードが始まらない | 更新情報をチェックする