2017年10月17日

【エンコード】ダウンサイズ×銀色での妥協

↓2)改稿2017/10/26...20171017...

> 銀色や金色は中間色の螺旋でできている
> だから、「高解像」×「秒間高フレーム」ほど美麗だ


 ‥ということで、ダウンサイズするなら
 まず、銀色のピンボケ感を諦めなければならない

 これは、どんなに頑張ったって物理的に無理というもの

 そもそも金属&鉱物光沢の輝きの再現にこだわるなら
 始めからFHDで挑めば良い、無理にダウンサイズエンコードで挑戦することでは無い

 とはいえ、4k映像の登場は、そこに執着した要望も有ったように思われる
 (光の表現の再現性の追求に対して、こだわった技術陣も居ったと)


> 裏返せば
> 金属光沢の色合いがどれほどに再現されているかが、エンコード品質の一つの基準とも言えそうだ


 金属フレームバリバリの映像を眺めたいなら、そりゃSD画質よりHD画質だよ
 (ハリウッド映画やレーシング好きならそういうことにもなるだろう)
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 22:45 | Comment(0) | エンコードが始まらない | 更新情報をチェックする

【AVC】CABAC×視覚心理補正の怪

記稿.2017/10/17

> CABACとは


 つまり、ビットレート量子化の単純な印象は
 波のパターンの大小の組み立てにあるのだから、そのままだと
 細かい細部の再現性が、どうしても、イメージとしてもモヤッとするだろうと想像が付く

 実際、このCABACの選択をオフにすると
 画質が、一気にぼやけた感じに陥り、抜け出せない
 (これは、ビットレートを増やしても同じだろう、非効率だ)

 ‥そこで検討されたのが

 輪郭周辺の補正としてのCABACということのようだ
 (なんでも、輪郭周辺にノイズを加えて、見かけ上の見映えを演出するという)

 ノイズを加えると言っても、元画を参考にはしているように思われる
 しかし、それにしてもノイズでしかないのだからやり過ぎは禁物である


> さて、具体的には、どのような劣化が起こるかというと


 昭和の時代のフィルム感度は、暗いところになるとかなりあまい
 ウォッシュリンクしてみると、その動きのへんてこさに驚く
 ‥ただでさえモヤモヤしているのだ


 この手のフィルム特性からくるモヤモヤは、黒い部分での感度全体に及んでいるようで
 巨大な重機のタイヤのアップめシーンでも同じだ

 ‥こんな場面での、CABACの強度調整で気をつけたいのが
 Psy-Rd(視覚心理最適化)項目、trellisの数値変更である‥0.00(デフォルト)


> RODの方は、解像度に合わせて、見合った分だけ上げてやると見映えがよくなるが
> trellisは、デフォルトのままが無難だ


 ‥trellisの値を 0.05も上げると
 モヤモヤしている映像をさらに強調して、モコモコとして気になり出す
 0.1よりさらに上げていくと、モヤモヤはボコボコに変形してしまう(あきらかに失敗エンコだ)


> RODでも気をつけたいのが


 ‥輪郭の印象の基準をどこに目を付けるかである
 人物の見映えに水準を見出そうとしても、背景の印象の方が、先に度ギツくなってしまう
 ので、適当な背景のパンを見つけて、そこから調整の度合いを見極めてみる方が無難だ


> ついでに


 細部の再現性を上げる項目に
 フレーム一枚あたりでのビットレートの割合の度合いを決める項目がある

 AQ(適応的QP)の項目、「AQ強さ」である

 ビットレートの配分に影響しているので
 割り当てるビットレートの絶対量が少ないのに、輪郭への割り当てを多くしても
 輪郭周辺に対して、ブロッキングの要因にしか成らない

 (あと、解像度の違いでも、適切な値は変わるだろう)
 (2パスと品質基準でのエンコードでも多少違うらしい)
posted by 木田舎滝ゆる里 at 00:33 | Comment(0) | エンコードが始まらない | 更新情報をチェックする