↓5)向宜詠吟.2017/11/05
|赤トンボ群れ飛ぶ朝の並木道足取り軽くゆく三千歩 焼津市・高草短歌会(10-28)
|赤とんぼ三千匹の通学路 見渡す限り秋の田の里
> 田んぼの数が多いと、そりゃ、朝から見るトンボの数も多くなる
> 昔なんかそりゃ凄かっただろうね
> それが今じゃサッパリだ
> 其を毎日見て育った時代と、そうに無き時代の感性の差は、そりゃあるだろうね
> ‥近代化して、現代化して、何が失われたかって、そういうことだよ
|夕暮れの野辺の送りや赤とんぼ
|故郷や外地の送りに赤とんぼ 思えばあれが夢の見納め
> ‥外地送りになって、今、戦場で我が部隊は飢えに苦しんでいる
> もうダメだろう、思えば出航前に基地の周辺で見た赤とんぼが最後だったな
> (ああ、日本に帰りてぇ‥こめ食いてぇ‥)
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