↓4)向宜詠吟.2018/03/08
|手に肩に鳩乗す少女春隣 富士宮市・早蕨句会(3-6)
|少年の手に肩に鳩 春つぶら たじろぐほどや平和の纏い
> 街角で鳩を手懐(てなづ)けている少年を見かけた
> その少年の全身には鳩がまとわりつくも、意気投合しているのかポッポしていた
> ‥それを見ていて思ったのは‥
> どうにも平和を纏うと云うことは、本当はたじろぐばかりの光景なんだなぁと理解した
「春をつぶらに迎えるには、それだけの器が必要です」
> ‥大衆自身がドバトで好いと思っているうちは
> 行政も企業も無駄に器を問われ、たじろぐばかりの大変さが待っていると
> だからといって、誰もがその少年のように次々の鳩を受け入れられるとは思えない
「つまり私たちの多くは、はしゃぎ半分くつろぎ半分の餌づけ程度の器と言うことです」OTL
|背を撫でるやさしい顔の少年に毅然と座する宮島の鹿 裾野市・鈴木図書館短歌会(3-3)
|背を撫でる少女と座る奈良の鹿 食い意地忘れ纏ぶる光り
*少女(おとめ)、纏べる(まつべる[文]まつ・ぶ)‥一つにまとめる。一つところに集める。
> ‥なんだあれは!?
> 食い意地で名高い奈良の鹿どもが
> 一人の少女の周りに集まって、唯気持ち良さげに寝そべっているぞっ
> あれこそはまさに、「天然の降臨少女」だぁ!!!
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