↓4)向宜詠吟.2018/03/09
|またひとつ齢かさねし霜月の枯れ野にぽっと石蕗の花 裾野市・鈴木図書館短歌会(3-3)
|復興の枯れ野にぽっと石蕗の花 瓦礫を前に向かわざるを得ず
*石蕗(つわぶき)、石蕗の花(つわのはな)
> ‥繁栄していたはずなのに
> ‥大きな震災等で、途端に丸裸にされちゃうと
> ‥多くの者らがたじたじで動けない
> そんな最中に先頭を切るように歩み出す人を見ると
> 瓦礫の山を前に、無理などとは言ってられないよなぁ
|日脚伸ぶ繰言聞くも病見舞 焼津市・矢車俳句会(3-2)
|日脚伸ぶ繰り言聞きし見舞暮れ 聞き上手こそほんとの支え
> ‥今どきのご時世は、公平な扱いという見られ方に縛られて
> 病気をしても怪我をしても妊娠しても、途端に首を切られかねない窮屈な有り様にある
> そんな社会体制を先進的などと自慢げなのは競争の勝ち組だけだ
> その勝ち組どものしていることは、村八分の強化だよ
> 能力無き者は使い捨て、なんとも痛ましい連中だ
> その一点に於いての公平にだけは忠実で、情たる表現を知らぬ
だから、大きな病気に怪我&出産は、等しく最下層落ちを意味する
(安心して入院なんてしていられないのが、誰しもの実感だろうよ)
> ‥そんな時に必要なのは、ただ相手の愚痴を聞く耳を持つことだ
> どうでも良い甘ったれ小言だろうと、親身になって聞いてやることだよ
> キチガイな世の中だ、毒気の一つも吐きたくなるのは当然だからなぁ
> それにしても、ひたすらに耐えるにしてもなぁ‥冬は御免だよ
> (聞き上手にしたって、無理はできん)
「聞き上手がいてくれて、幸運だと思うなら、聞き上手になれよ」
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