2018年03月27日

【勝手句帳】204 30-3-23,24 静岡新聞掲載分から

↓7)向宜詠吟.2018/03/27

|元旦や澪引く船のゆったりと        掛川市・遊史句会(3-23)

|夕凪て澪曳く船のゆったりと 往き交う浦の景ぞ憶づらむ


 *澪(みお)、曳く(ひく)、景(かげ)
 *憶じる(とじるーとづ)‥ファイルをセーブして閉じるの意。
  転じて、思い入れ深い風情を心に留める意。

> ‥夏場の夕凪どきの浦を往き来する船は
> 不思議と、ゆったりと澪を曳くように見えるものだよ
> 何というのか、光景そのものが夏バテしているというか、うなだれているというか
> 兎に角、人の暮らしの息づかいが、生き映されているようで印象的だなぁ




|正直な鏡に向かいて意志強き我を作りし眉ペンシルに        掛川市・風の会短歌会(3-24)

|舞台前 鏡にさがす役の顔 意志彫り込んでいざ登場


> ‥舞台前の化粧という奴は
> 役の顔を彫り込んでいく作業ということにございます
> ですから
> 役の顔をその鏡の中でよくさがしておかないようでは、いつまで経っても一流には上がれません
> 「さぁ、参りましょうか」
↓/続きを読む/↓
posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:54 | Comment(0) | 名句にポン/2018前半 | 更新情報をチェックする