2018年09月09日

【勝手句帳】252 30-8-28 其の2静岡新聞掲載分から

↓6)向宜詠吟.2018/09/09

簾捲き富士の絶景旅の宿          焼津市・矢車俳句会

片すだれ富士端然と宿に射す 湖畔をはさむ涼ぞしみじみ


 *射す(さす)、簾(すだれ)、宿(やど)

> ‥夏の涼と言えば、「湖畔×富士山」というのが我が家の定番だ
> 予約した宿の部屋に案内されると
> 片簾越しに、端然と富士山が目に飛び込んでくる(見事なもてなしだ)
> 湖畔を挟んでの風景が実に好い、湖からの風がまた心地よい


 (でも、ここでのまったり‥まだオアズケなんだよね、これから遊園地ンゴ!)



|片簾富嶽と座して駕籠に揺る とどまりたくも急ぐ参勤


 *駕籠(かご)
 *外様大名は毎年四月、譜代大名は六月あるいは八月が主なシーズンだったらしい。
  ときには藩主も駕籠から降りて道中を歩くこともあったそうだ。

 参考:「本気でキツい参勤交代」の知られざる裏側


> 殿、富嶽が一層と大きく見えて参りましたぞ
> うむ、相分かった、簾を揚げてくれ

  ふむふむ、相変わらずと見事な姿じゃ

> しかしどうして、こうも、駕籠に揺られて見なぁならんのだ(視野が低い)
> まぁ体調を崩していてはしかたがない

 (いつも思うが、ここらで歩を止めて泊まり込みたいところだな)
 (だが参勤の道中だ、ここは富嶽と座してやり過ごすよりほかあるまい)
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 22:57 | Comment(0) | 名句にポン/2018後半 | 更新情報をチェックする