記稿.2018/11/09
‥ぱっと見の「psy=0」と「psy=1 / psy_rd=0.00:0.00」の差は
「psy=0」は、色が剝き出しに感じてしまう部分が見られるのに対して
(‥赤っぽさや青ずみといった色の歪みの剝き出し感)
「psy=1 / psy_rd=0.00:0.00」の方は
視覚心理最適化の特徴らしく、一貫して黒さを帯びています
‥業界が綺麗な漆黒を目指すも何も、それはハード力だけという事でもなく
エンコードの視覚心理最適化のそもそもが、黒さの追加として織り込まれていた内訳です
(追加するわけですからその分、ビットレートも追加されちまいます)
(ついでにエンコード時間の追加にもなっています)
まぁそれでも、落ち着いた陰影感を得る上で欠かせない要素というのが
今回の件で改めて確認できました
それにしても
標準の「psy=1 / psy_rd=1.00:0.00」と
「psy=1 / psy_rd=0.00:0.00」の黒さの差とやらは、黒レベル−1ないし−2程度です(19型)
> その差を得る為だけに12〜14%も増量していただなんて、納得しかねます
まぁ思うに、FHD対応の大型テレビの明るさに対して
どうしてもその程度の黒を織り込ませないと、具合良くならないという事のように思われます
(漆黒の漆黒たるは、エンコードに黒下地処理された上でのさらなるハード性能という事です)
逆を問えば、解像度:WXGA (1366x768)サイズのモニターには、黒の足しすぎになります
> その辺のぶっちゃけを申し上げますと‥(「psy=1 / psy_rd=0.00:0.00」の前提)
‥WXGAサイズのテレビ画面には
デジタル映像16:9のHDサイズ(1280x720)が快適値であり
アナログフィルムに見られるかつての4:3のアナログ→HDリマスター型では、それより↓の
768x576でも遜色を感じない範囲にあたります
‥ツッコんだ意見を挙げておくなら
パソコンモニター視聴(sRGB)を前提にも兼ねるなら
4:3のHDリマスター映像には、1024×768が快適値に思われます
(WXGAサイズのテレビ画面上では理屈1:1の比率です)
‥それに対して
16:9デジタル規格の映像を1024x576に再エンコードしては、どうにもピンボケです
(19型テレビ画面で見る分には、色温度の変更が大きいのか、そこまでのピンボケ感はありません)
(ただし、テレビ画面サイズを上げていくと怪しくなる点は否めません)
> ちなみに、1366×768は、正確な16:9の比率では無いので誰も好みません
> なのにどうして、1366×768が用いられているのかというと
> それは、かつての1024×768モニターの製造ノウハウを踏襲できた次第に思われます
‥さらに1280x720よりは、画素が多いという点がノートPCへの流用に適当だった
‥是を過去になぞらえれば、38式歩兵銃を自働小銃に変更せずに踏襲されたのと同質です
‥日本の産業構造には、どこか、そういう先見の見落としが見え隠れしているという事です
‥もとい、銃剣発想のままに都合が良ければ、どこまでも踏襲してしまうという事です