記稿.2019/04/29
> ‥AQ強度とは
> ビットレートの割り振りがされた後の
> 最終的な一つひとつの格子の中での内訳における
> 微細に表現するべきところと、平たく解釈しても良いところとの割合の度合いを指す
‥一般に、高品位なビットレート品質を与えると、強度に輪郭がぼやっとしてまう
其を避けようとすると、画面サイズを大きくする方向になる
ところが大きくしようとするほどに、十分な品質を得る都合も大きくなる
容量を落として十分に綺麗だと感じたとしても
それは編集画面サイズが小さいからの都合にあって
大画面向けの品質に適っているかは疑わしい
そんな昔環境に解釈された基準値は、AQ(1:1.00)だった
なにを基準にしているのかの説明も無いのに、圧倒的にAQ(1:1.00)が用いられている
誰がどう見たって、基準となるべきHDサイズに対してさえ、高品質化は困難だ
なにしろ、決められた格子枠に対して、輪郭重視でビットが配分されるんだから
多くすればするほど、輪郭の方から光膨れを起こすのは理屈である
FHDサイズより小さいなら、そりゃ光膨れを起こさないように調整すべきだろう
‥そこで登場するのが
AQ(1:0.62)である(これは、黄金比分下げて比率値を丸めた値だ)
ただし、これだけだと輪郭がまだふわっとしている
そこで‥量子化圧縮:qcomp(0.62)と、共に合わせてこれまた黄金比を当ててみる‥
> すると、従来より上の高品位なCRFに対しても、輪郭の安定が良くなった
> これは主に高品位なCRFを宛がいやすいデジタルアニメでの話だが
> 実写においても、細かい部分で同質の効果が出ているように思われる
‥これは平たい部分のビットレートに割り当てる比率が多くなった分
勝手に平たいところでスムージングが発生するからと思われる
だから、CRFを高品位にして、その分細かい所にまわるビットレート配分が多くなろうと
平たいところより過度に割り当てられることがないとして
適性を保てるのだろうと思われる
(一定の見映えを保つには適切なCRF値が欠かせない)
‥平たいところが勝手にスムージングする傾向から
その分程度減量するので、高品位なCRFを宛がっても不満は無い
(エンコード負荷も低減しているように思われる)
そもそも、誰がどう見たって
高品位なCRFの方が、JPEG劣化から遠ざかる(増量想定内なら不満など有るわけが無い)
ただし、端から減量重視で低品質なCRFでやりたいとした場合には
基準値のAQ(1:1.00)でやった方が効率は上がるということだ
> ‥それにしてもどうして黄金比なのだろうか?
それは決定的に、数字の集まりの世界だから
数字の関係だけの世界という内訳から
問答無用で、縮小と拡大の節目ポイントに黄金比原理が作用するように思われる
ちなみに(62)より一つ下の黄金比丸め値は(38)である
62+38=100
↑のように、足し算での入れ子式になるのが黄金比の一つの特徴だ