2019年05月15日

【エンコード日記】Exhaustive Searchを試してみた‥続

記稿.2019/05/15

> やはりというかBフレームを自由に使えないのでは規格としては憚られる
> ということでBフレームを使っても、寝取れるレベルにできそうなアイデアを思いついた


 ‥基本的に、I-Pフレーム間QP係数(%)を上げてやれば良い
 しかし、B-Pフレーム間QP係数(%)も上げないと釣り合いが確保できない
 それではBフレーム抜きの場合の増量感が増すだけだが
 ここではBフレームを使っても、BD-tsの艶のある色を寝取れるようにすることが主旨である


> ↓ずばりこうなった


 ipratio(1.50)←(1.44)←(1.40)
 pbratio(1.35)←(1.32)←(1.30)
 qpstep(5)←(4)

 ※12で割り切れる=4の3倍、だから5の3倍として置き換えてみた

 ‥傾向として、ref(2)bframes(1)で、前回のB抜きと比べて8%↓ぐらいのようであり
 Bフレームの最大連続枚数を重ねても、標準よりは効率が上がらないように思われる

 (ipratioともに高くしてある影響は拭えない)

 しかしこれぐらいに上げないと
 Exhaustive Searchによる見映えを十分に引き出すには至らないらしい


 ‥qpstep(5)にしたのは、割り切れる数値が法則かなと思うところもあるが
 削れるところは削ってしまえとした考えでもある

 不思議なことに、FHDとHDでの差が遠のいた(ソースとの差も極めて不問)

 720p-ref(2)bframes(1) と 1080p-ref(4)bframes(2)で似かよる
 大画面になるとまた差を確認できるかもしれないが、19型では確認が難しいレベルに至った


 ‥雰囲気としては
 HEVCに見られるスムージング調な趣がややうかがえる
(見やすくなったと言うか、柔らかく感じられるというか‥そのぐらいの差に留まる)

 ここまでくると、どうしても10ビットが好いとする点は、圧縮率のみと言えそうだ

 しかしそれにしたとて
 大画面での視聴を前提にしないなら、美麗倍速720pで十分だろう
 (BD-tsの5分の1を狙っていく想定だが‥画面比程度の5分の2に留まるケースもある)


> ‥にしても、エンコード時間の2時間前後想定が、+1時間想定で増えるのは痛い



posted by 木田舎滝ゆる里 at 14:11 | Comment(0) | 洗逸しちゃうぞ | 更新情報をチェックする