向宜詠吟.2019/06/26
希望とは、自己中であり、どうしようもなき勝手な蜂起である
絶望とは、自己中であり、どうしようもなき勝手な放棄である
どちらにしても、自分・自分らの世界に不足を感じ、行き詰まりを味わっておる
ならば問え、この世界に始めから満ち足りた価値観など在りはしなかったと
ならば問え、不足上等であることすら気が付かない方が幸いなのかと
宇宙がボランティアなどと思うべからず
宇宙が人類の要望に添って一人一人すべてを満たし続けることなど無理ッ
誰がどう考えたって、お前・お前らで何とかしろと匙を投げるだろう
宇宙とはその程度の台所でしか無いのだ
‥するとどうなる?
そこに在ったはずの今までの実は何だったのか‥と思うかも知れない
そこまで用意できておいて、どうしてその先が無いのかを思うかも知れない
答えは簡単だ、足りなくなったと云うだけのこと
足りなくなり続けるだろう分を‥汝・汝らで何とかせよと申し付けられているだけのこと
されどどうだろう
誰も我慢など勧めるまい
それこそ狂気の沙汰として捨て置かれるだろう
その代わりに、奪い合って淘汰死合いましょうとの音頭にはこぞって大賛成とは奇妙なモノだ
‥どうかんがえたってお前ら馬鹿だろう‥
我慢しないことこそを文化だと思い込んでおる
そんなのは、昔からの腐敗たる貴族社会の習わしだ
貴族社会お約束の格差を持ち込まれて尚、民主社会だと思い込んでおる
自分たちを庶民のままだと知らん顔をして白を切ろうとしておる
どう考えたって、貴族の端くれに相当しよう
平和が続いて、すっからかんに庶民では無いという実を知らん
どう考えたって一億総貴族化である
我慢することなき文化色に至った段階で一億総貴族化だろう
貴族の中の格差をあれこれ言い合っても非情でしか無い
何はともあれ、庶民任せのあがり次第だ、未だにその程度の政である
さて、庶民はどこに居るのだろうか?
庶民が淘汰されたからこその「一億総がまんしない貴族化」なんだからどうしもない
淘汰されそうだから「庶民です」などと被害者づらしたって始まるまい
平和が続いたとはそういう事であり
ぬか喜びにも経済戦争をし続ければ、そういう事にしかならないのだ
さて、庶民はどこに居るのだろうか?
それこそが自然環境と言えるだろう
私たち人類は、自然環境を庶民として搾取し続ける悪役と化した
それも都合良く遺伝子改造まで施して、ショッカー宜しくに涼しい顔をしておろう
なんと残忍で不届きな悪党共だろうか
そうは思わないかね‥ショッカーの諸君!‥
> うた詠み終わります、ありがとうございました。