↓ 12)1 向宜詠吟.2019/11/13
|秋ふかみ畔にそよげる猫じゃらしグラスに挿して手酌楽しむ
焼津市・はまゆふ短歌会(11-9) *畔(あぜ、ほとり)、畦(あぜ)
|猫じゃらし淡細く照る畦の風 グラスに活けて手酌のお伴
‥あ、好いこと思いついちゃった
猫じゃらしを手酌のお伴にするとしよう、月見というほどでは無いにしろ
秋を楽しみながら一杯やるってのも乙なもんだよきっと
↓ 12)2
|薩摩切子のくれなゐの猪口に潤びつつ亡き面影を飲みほしてゐる
焼津市・はまゆふ短歌会(11-9) *猪口(ちょこ)‥盃。
*潤びる(ほとびる)‥
@水分を含んでふくれる。ふやける。
潤ばす(ほとばす)‥「水に物をひたし、ふくれさせる。ふやかす。」とほぼ同じ。
Aながく湯などにひたる。
B大きな顔をする。増長する。
‥つまり、自慢げな顔に見られるにんまりと自己満に浸りきって
ふやけたようなツラの「どや顔」の漢字の当てに、まさにどんぴしゃだった(へぇ〜)
|潤顔の薩摩切子が誘う秋 形見と酌まむくれなゐの猪口
‥ふと、夫の形見の薩摩切子の猪口が目に止まった
そういえば、最近全然飲んでなかったっけ
たまには、当時のお気に入りの自慢の一品様で、思い出ネタに一杯やってやるとしんぜよう
↓/続きを読む/↓