2019年12月31日

【エンコード日記】ref=4とref=3の差のそこんところ

改稿.2020/01/01...20191231...

 ‥そもそもは、IP=1.5,PB=1.4と言う物好きからref=3とした物好きだったわけですが
 それもこれも、ぼかし表現の都合だったわけですが

 もはやIP=1.4,PB=1.3のデフォルトに戻ったと言うことで
 ref=3も怪しくなり、ref=4でやってみたところ問題無いどころか、むしろ動きに無理が出にくい
 又、deblock=1:0:0のデフォルトに戻してます

ただし、インターレース解除では、deblock=1:-2:0を得ています
(そもそものdeblock=1:-1:0は、ハーフHDサイズ絡みだったので、FHDサイズには合わない)
(インターレース解除用途だろうと、ビットレートを上げていくと、イレギュラーな展開になる)


 ‥それだけ
 GOP(M=1,N=7)とP4x4の効きが、もどかしい調整を相殺しちまったように思います
 あと、先読みのソース側フレームレートの3倍秒値がなかなか不思議と決めてきます


> ところが、ここにきてCRF値(品質)とした基準というのが実は当てにならない
> と言う結論に至っています


 ‥そもそもはBD-tsをHD品質のFHDサイズにするにしても
 単純に、ビットレート容量、2.25分の1として考えるべきでしょう

 (逐一コマだし拡大して見比べてみるとそう思わざるを得ず)

 6GBなら2.666GB程度の再圧縮が適当に思われますが
 その程度で納得などできないので、さらに9:8にして、2.37GB辺りでしょう

 (これは、再エンコードした場合の許容できる質の低下を9:8ぐらいに見立てています)
 (音声で言えば、576と512の差みたいなモノです)


 ‥そこからさらに欲張ると
 もはやそれは、DVD品質にまで落とし込んだFHDサイズという代物になってきます

 なんかこう‥どうにも無駄な好奇心にトライしちまっていた感が強いらしい



posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:05 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする

2019年12月30日

【エンコード日記】qpstep=4とqpstep=3の差に付きまとうそこんところ

記稿.2019/12/30

> 量子化最大値(Delta):qpstepの(4)と(3)の差として明らかなのは
> M.E アルゴリズム(me=)での効きである


 ‥最大値となるSATD Exhaustive(me=tesa)においては、qpstep(3)が適切である
 ただし、SATD Exhaustiveを活かすには
 サブピクセルリファインにおいてsubme=11 を要求する(でないと意味が無い)


 ‥とくに、アナログビデオ撮影(VHS、β、8ミリ)をソースにしてあるっぽい映像の場合
 (映画フィルム、駒撮りフィルムとは違い、光学的にスキャンできない記録媒体)

 (4)で再エンコードするとどうしてもピンボケしたままに仕上がる
 (3)で再エンコードすると、なぜか補正された感じに仕上がる

(それはつまり、M.E アルゴリズムの確かさの差としか言いようが無い)

 ピンボケたままをより忠実として捉える向きはあるにせよ
 それは、倍率の悪い顕微鏡で観察した結果をいつまでも採用しているようなモノだ


 ‥一方のデジタル撮影のソースの場合
 十分に処理性能を得ていない時期の映像にqpstep(3)は有効だが
 十分に処理性能を得た時期の映像になると(3)でも(4)でも差は見られない傾向に変わる
 ただし、低解像度からのアップコンバートに、qpstep(3)はまだまだ有効に思われる



> CRF値をどうするかにおいても
> qpstep=4とqpstep=3の差はあるらしい


 ‥CRF値、つまりGOP内での平均Ibpフレームでのqp値平均と言うことだと思うが
 qpstep値で割り切れるかどうかでも見やすさにおける差が伺える

 一般的な整数値だけで選ぶ事ばかりがベストにはならない(其は、数学で考えれば予想が立つ)
 (4k、8kと割り切れる整数倍を選ぶにしたってそういう事なのだから)

 480p、720p、1080pにしたって1.5倍比である
 (ちなみに、1.5×1.5=2.25=(9÷8)の二倍だ)


 1.5倍から2倍へと移行したのは、処理能力の向上もあると思うが
 もはや、割り切れない方向での端数値発生を好まないと言うことだろう
 ならば、細かいところにも端数値発生の回避に気を配るに越したことはない



posted by 木田舎滝ゆる里 at 17:25 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする

2019年12月25日

【デナリやばい】オーストラリアの火事の本質

記稿.2019/12/25

> オーストラリアで12月としては世界の観測史上で最高の49.9℃を記録。その中で森林火災に対して新たに非常事態宣言が発令される
> 史上最悪のオーストラリアの森林火災現場に漂う終末的な光景



 ‥オーストラリアの小麦は現在生育期(大丈夫なのか?)

 今年はついに、業務スーパーでの乾麺の積み売りが鳴りを潜めた
 物量が手配できていない空気っぽ

 米粉で麺を開発できていないと、麺を啜れなくなりそう
 というか非常時のメニューが減るんだよ
 パンの缶詰どころじゃねぇ、乾パンだってカップ麺だってアウトなんだぞ


 ‥配るとしたら、それこそ芋だな(その芋のレシピが脆弱)


 食料輸入が入ってこない状況下での日本での大規模被災は、献立叫喚するだろうz
 少なくとも、今のうちに米飯に慣れとけって話だな

 パン派にうつつを抜かしている奴は、まずアウト、献立叫喚はまぬがれない
 カップ麺にうつつを抜かしている奴も、まずアウト、依存症の如しだろうz
 御飯派でも、おかずが無いと食べられないなんて奴も、アウトだから


 ‥飢えればなんでも食うから大丈夫、なんてのは、最初の1ヶ月まで
 舌の肥えていることに自尊心すら抱いているタイプは、すぐに耐えられなくなる
 メシが三度の楽しみだってタイプは、ストレスで潰れそうだろうよ



posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:45 | Comment(0) | 日記/2019 | 更新情報をチェックする

【エンコード日記】HDテレビの限界を超えて模索するリップ案

記稿.2019/12/25

 HDテレビの限界を超えて画質アップを模索する方法として
 それほどに高品質で無いソースに狙いを定めて、それの差を以て想定するしかない

 ‥ということで
 今までの傾向からの予想として

量子化最大値(Delta):4(デフォルト)
IP比率:1.4(デフォルト)
PB比率:1.3(デフォルト)

 の場合、Bフレームの品質はPフレームと掛け離れていないので
 動きが良い
 でも、高品質で無い部分に対して、量子化最大値(Delta):4 では甘くなる

量子化最大値(Delta):3(物好き)
IP比率:1.5(物好き)
PB比率:1.4(物好き)

 の場合、長いGOPに対して輪郭と発色が保たれる傾向にあるが
 動きで今ひとつ納得できないケースが希に発生する

 つまり

量子化最大値(Delta):3(物好き)
IP比率:1.4(デフォルト)
PB比率:1.3(デフォルト)

 というのが、それほどに高品質で無いソースの再エンコードには向いているかも知れない
 あとはCRF値での比較をやってみるしかない


> 差が出そうなソース次第ですけどね



posted by 木田舎滝ゆる里 at 18:43 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする

【エンコード日記】HDテレビの限界に達してた件

記稿.2019/12/25

> 手っ取り早く


 量子化最大値(Delta):4(デフォルト)
 IP比率:1.4(デフォルト)
 PB比率:1.3(デフォルト)

 と

 量子化最大値(Delta):3(物好き)
 IP比率:1.5(物好き)
 PB比率:1.4(物好き)

 ‥の、それぞれ適当にCRFでのコマだし比較をしてみたら、すべて同じだった‥orz
 CRF(21.6)で十分らしい


> つまり、HDテレビの限界に達していた


 さすがにインターレースのソースとを比較すると、同じにはならない(BDts)
 といっても、インターレースのわかりにくいギザの箇所が怪しく、そんなに違うわけではない
(最後まで比較するとうんざりする膨大さになるでしょうけどね)


> なので、Bフレームも4枚で十分ということになります


 ‥この結果の裏を返せば
 テレビUSBを始め、ノートPC、タブレット、スマホで視聴するのが主な目的なら
 FHDサイズの再エンコードで、それ以上にCRFを下げても無意味wwwっ

 (もちもん、無想転写ありきですけど)

 結果、サイズが小さくなる方の

 量子化最大値(Delta):4(デフォルト)
 IP比率:1.4(デフォルト)
 PB比率:1.3(デフォルト)

 で、OKの結論になりました(やれやれ、トホホ、限界かよ)


> FHD大画面で見るならそりゃまた違うと思いますけど


 日本の家庭にある多くの液晶テレビはHDテレビでしょうし
 これから買うなら4Kとかなんとか置く場所ねーし

 ‥ということで
 無想転写での再エンコードは十分に満足できる内容に思われます



posted by 木田舎滝ゆる里 at 02:26 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする

2019年12月24日

【エンコード日記】Bフレーム最大枚数変更でIP比率の変化が不明に?

記稿.2019/12/24

> レシピ、無想転写のBフレーム最大枚数を変更したことでキーフレームの入りがさらに増え
  (とくに実写)
> IBPの関係に、均一感が生じたらしく、どうにもIP比率の差を変えずとも良いのでは?
> ‥などというわだかまりが発生しました(今更かよ)


 つまり

量子化最大値(Delta):4(デフォルト)
IP比率:1.4(デフォルト)
PB比率:1.3(デフォルト)


 ‥でも同じなのでは?
 コマだし比較してみると、BD-tsとは同じにならずとも
 それぞれの値変更を出し比べると、差ほど変わらない傾向(アニメ)


> ‥そこの比較をやり直すことになりました(年内に終わらせるはずが無理に‥OTL)


 ‥ファイルサイズがダイエットできるならそれに越したこたぁないのだが
 総掛かり設定状態でも、中には
 BD-tsとは多少違うレベルにとどまるケースもあることに悶絶

 そりゃCRFを下げると確実に見映えは上がるわけだから
 CRFを上げたことで、やはり、その辺の差が相殺されたとも思われる

 ‥にしたって、ハーフHDサイズと比べれば、FHDの方が色の発色が良いわけで
 つまりどこかで妥協が求められるオチになったったンゴ


 ‥単純にデフォルトもありだし

量子化最大値(Delta):3(物好き)
IP比率:1.5(物好き)
PB比率:1.4(物好き)

 でも、それほどに変わらないのが、今になっての卓袱台返しってか‥


> なら、デフォルトでCRF(21)あたりがご機嫌そうだなあ
> コソッと打ち明ければ、整数値をCRFに放り込んだ方が演算が速い気がする
> 調査サンプルと確認手順をどれにするかで、判定までの作業量が変わるっす



posted by 木田舎滝ゆる里 at 12:29 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする

【エンコードレシピ】無想転写 修正版V

↓11)改稿.2019/12/24...20191222...1214...1212...

> 晴れて、ハーフHDサイズを卒業することになりました‥(^_^)v
> マクロブロック区分をpartitions all(フルチェック)に変更‥(2019/12/14)
> IP比率、PB比率を変更、BDインターレース解除対応になりました‥(2019/12/22)
> Bフレームの連続枚数を、B(2)→B(5)に変更‥(2019/12/23)


*雪凜(せつりん)‥雪が降りしきった後に鎮まっている様。しばられるような雪の静けさ。


|雪凜の原野踏みしむ真っさらけ 吹雪の明けて生きにける朝
|雪凜のひもねす尽くめ見はるかす 雪おろす音 寄り合えば酒
|雪凜の宵は囲炉裏で座談会 マンネリネタののんびりとして
|雪凜や踏みしめて行く足の跡 畑の母ちゃん追いかけて


|雪凜や踏みしめにける足の跡 無想転写のエンコード


 ‥ハーフHDサイズでのCRF(13.0)と、ほぼ同じ容量を得るFHDサイズでのCRF値を
 雪凜で割り出して参考にしつつ、結果、CRF(21.6)を得た

 ‥それから、色々と試してみた結果、どうしたことか
 もやもやとしたピンボケ感が、すべてのケースで発生してしまっている
 これはもしかしたらと、しぶしぶP4x4をオンにしてやってみたら
 すっきりとした輪郭に仕上がってくる‥ンゴwww


> 高ビットレートでは気が付かなかった、低ビットレートでの現象が発覚した
> というより、GOP(N=1、M=7)だからこそのP4x4の反応なのだろう
> これぞまさしく、AVCエンコードの全部盛りでとても時間が掛かりまーす


 ということで、二度揚げなんてやりたかねえエンコード時間の域に舞い戻りましたっ
 CPUチェンジ分がすべて相殺されちまいました(痛ぁあああ)


 ‥ということで、どうせ同じFHDサイズ出しで決めるんだから
 一度でDVDを揚げられねぇかと、XMedia Recodeの裏技を試してみた
 つまり、プログレッシブ指定のまま、インターレース解除プラグインの起動処理にて済ますのだ

 すると、一度揚げで済ますことがデキてしまっている(あらら、すげー)
 しかも、インターレース絡みの情報を破棄しているのか、微にサイズが縮小するらしい


 ‥ちなみに、二度揚げしたものとを拡大にて確認すると
 やはりというか、微に輪郭が減衰しているように見える
 まぁできる限り二度揚げは避けたいところだという事ではあるが
 BD-tsのインターレース解除ということになるとそうは行かない
 ‥というところの修正版になっています


(あと、申せば、ハーフHDとFHDとで色みに差が出ることもある)
(それはつまり、4kとFHDとで色みに差が出ない訳がないと思えばその通りでせう)
(8ビットSDRと10ビットHDRの差とかなんとか‥)

(10ビットSDRには、最適な色み設定が用意されていない)‥ここ重要‥
(10ビットHDRと12ビットHDRには、用意に差がある)‥ここ重要‥

 ‥なので、AVC10ビットは、拡張用途の中途な枠組みっぽ
 HEVCでも、10ビットSDRに対してそこは変わらないっぽ
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 00:30 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする

2019年12月23日

【勝手句帳】r068(01-12-21)静岡新聞掲載分から


↓ 3)1 向宜詠吟.2019/12/23

|空は澄み燃ゆる如くの山肌に言葉も忘れしばし佇む
掛川市・風の会短歌会(12-21)

 ‥ネタの首は、どうにも昼間なのか夕方なのかが怪しく曖昧だ
 そこの中途半端がなんとももどかしい
 ということで、手直してみたら↓になりましたん


|空ぞ澄む黄葉紅葉の山帰り 夕焼け小焼けしばし佇む


*参考:「夕焼け小焼け」の「小焼け」って何?

> ‥いやぁ、如何にも秋の空で澄んでるし
> 黄葉紅葉がきれいだし、そんな山帰りに、これまた見事な夕焼け小焼けだなあ


↓ 3)2


|胸の字に凶まがしさを偲ばせたいにしえ人の苦き思いよ
牧之原市・浜木綿短歌会(12-21)

 ‥ネタの首は、これまた酷い端折りだねえ
 「まがしさ」って何?

 「すがすがしい」の「すがし」は見られるが
 さすがに、「まがまがしい」の「まがし」は見当たらない

 ‥一方で
 「凶まがしさ」を「まがまがしい」と当て読みしているように思える
 どちらかというと、こっちかも知れないが、ちと厳しい


|「胸」の字や 禍々しき凶の音 いにしえからの悶絶を聴く


 ‥おや、胸(むね)の字にあるこれは、明らかに「凶」の字だ
 昔の人たちの暮らしぶりが伺えるようだなあ


 ‥戦争、強奪、放火、水害、人さらい、疫病、飢饉、地震
 アニメにマンガにRPGにしたって、ここまで露骨なのは無いからなあ
 どんなヒーロー・ヒロインだって、豪快にメシを食っている

 強いてあげるなら、さいとう・たかを『サバイバル』あたりかな
 最近では『サバイバル〜少年Sの記録〜』と描き直されていたりする

 ‥でも世紀末すぎてて、基本的な村感覚が無いからなあ

 そういう意味では、イブニング連載中の森恒二『創世のタイガ』は新鮮だ
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:44 | Comment(0) | 名句にポン/2019中途から | 更新情報をチェックする

2019年12月22日

【勝手句帳】r067(01-12-20)静岡新聞掲載分から


↓ 6)1 向宜詠吟.2019/12/22

夕闇に一息つきし芒かな
焼津市・浜風句会(12-20)

|夕闇に一息の幕 石蕗の花 嘘を忖度もはや明らか


 ‥官僚に、「真実」か「嘘」かを選ぶ正義は無い
 あるのは、椅子に座るか座らないかとした選択肢だけだ

 しかし、100%嘘だと国民にも分かることに対しては、芝居を進める気は半減するらしい
 そこは、エリートのプライドなのだろう

 ならば、年明けのどんでん返しをやらかすのは、野党より官僚かもなあ
 先手を打たないと自分たちだって、立つ瀬が無くなるんだからなあ


(まぁどちら様に付くのかなんて、それこそエリートの考えることだからなあ)


↓ 6)2


黒焦げの思ひ出ばかり秋刀魚焼く
焼津市・浜風句会(12-20)

|黒焦げの秋刀魚になりしアベノミクス 不漁は告ぐ もはや焼かせじ


 ‥黒焦げになった秋刀魚は捨てるしか無い
 ‥真っ黒けっけだった総理は斬るしか無い

 ‥アベノミクスを秋刀魚漁にたとえれば
 秋刀魚で暮らせると国民を欺き、実は不漁に突入した
 それは、中華が荒らし回っていたから、気候が変動したから
 理由は様々に挙がるにせよ、不漁を前提に政治をやっていなかったということに変わりは無い

 (それって、何の為の政治なんだよ)

 それで尚且つ、自分たちは税金で、我が世の花見を頬張っていたなんてオチだもんなあ
 反社歓迎だったてんだからなあ

 (やらかしているのは、もはやテロだから)
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 22:39 | Comment(0) | 名句にポン/2019中途から | 更新情報をチェックする

2019年12月19日

【勝手句帳】r066(01-12-17)静岡新聞掲載分から


↓ 7)1 向宜詠吟.2019/12/19

|落葉踏む残した恋を捜したく
三島市・三島市民俳句会(12-17)

|イチョウ敷くなくした恋をさがしたく 拾うギンナン変わり果ての味


 ‥イチョウ並木の木枯し絨毯は、不思議と失恋にもぴったりの色をしている
 そんなどことなく誰をもやさしく包んでくれそうな光景に踏み込めば
 もう一度のチャンスをさがそうと、振り返っていたりする

 でも結局、すてきを取り戻したくて拾うことになるそれは、お約束のギンナン

 そのギンナンの味は、栄養満点にあろうとも
 決して初恋のイメージでは無い、でも本当のやさしさとはそういうものなのかもなあ

 そう思うと、無理だったことの意味を噛みしめざるを得ない‥OTL


> いやぁ、やっぱりイチゴ味あたりっしょ、ギンナン味の恋なんて無理wwwっ
> 地球の哲学は、深すぎるwwwっ


↓ 7)2


|初対面心にかけるサングラス
浜松市・浜松川柳クラブ(12-17)

|誰彼とどこか心にサングラス 空気を計る格付けの日々
|ネット越しますます以てサングラス 言葉えらべど保守姿勢
|天才を発掘したくもサングラス 理解を超えてりゃまず保留
|天才を発揮したくもサングラス 無反応だけは避けたくて

|お墨付きないと動けぬ群衆心理 担がせたけれ闇ぞ住む
|欲しいのは折り紙付きのノーメイク それでもメイクで夢三昧
|色メガネ大好き人類 愚の骨頂 ののしり合うのもほめるのも
|遠眼鏡 覗けばうずうず走りだし 好奇にたかる高貴の自慢

|怪しくばメガネを介せ カネ絡み ピントは一つ期待はボヤケ

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posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:40 | Comment(0) | 名句にポン/2019中途から | 更新情報をチェックする