記稿.2019/12/30
> 量子化最大値(Delta):qpstepの(4)と(3)の差として明らかなのは
> M.E アルゴリズム(me=)での効きである
‥最大値となるSATD Exhaustive(me=tesa)においては、qpstep(3)が適切である
ただし、SATD Exhaustiveを活かすには
サブピクセルリファインにおいてsubme=11 を要求する(でないと意味が無い)
‥とくに、アナログビデオ撮影(VHS、β、8ミリ)をソースにしてあるっぽい映像の場合
(映画フィルム、駒撮りフィルムとは違い、光学的にスキャンできない記録媒体)
(4)で再エンコードするとどうしてもピンボケしたままに仕上がる
(3)で再エンコードすると、なぜか補正された感じに仕上がる
(それはつまり、M.E アルゴリズムの確かさの差としか言いようが無い)
ピンボケたままをより忠実として捉える向きはあるにせよ
それは、倍率の悪い顕微鏡で観察した結果をいつまでも採用しているようなモノだ
‥一方のデジタル撮影のソースの場合
十分に処理性能を得ていない時期の映像にqpstep(3)は有効だが
十分に処理性能を得た時期の映像になると(3)でも(4)でも差は見られない傾向に変わる
ただし、低解像度からのアップコンバートに、qpstep(3)はまだまだ有効に思われる
> CRF値をどうするかにおいても
> qpstep=4とqpstep=3の差はあるらしい
‥CRF値、つまりGOP内での平均Ibpフレームでのqp値平均と言うことだと思うが
qpstep値で割り切れるかどうかでも見やすさにおける差が伺える
一般的な整数値だけで選ぶ事ばかりがベストにはならない(其は、数学で考えれば予想が立つ)
(4k、8kと割り切れる整数倍を選ぶにしたってそういう事なのだから)
480p、720p、1080pにしたって1.5倍比である
(ちなみに、1.5×1.5=2.25=(9÷8)の二倍だ)
1.5倍から2倍へと移行したのは、処理能力の向上もあると思うが
もはや、割り切れない方向での端数値発生を好まないと言うことだろう
ならば、細かいところにも端数値発生の回避に気を配るに越したことはない