2020年02月26日

【エンコード日記】DVD二度揚げ再没、帰ってたCRF(12.x)とんで‥b8x8もありの件

↓3)記稿.2020/02/26

> DVD一度揚げの品質をより良くしていくと
> なんと、解像度を落としても自動的インターレース解除しなくなるっす‥orz


 ‥BDの自動的インターレース解除の場合には、今のところそのような傾向は見られない
 これは、補間に耐えうるデータ量があるかないかの差に思われる

 ‥ついでに、BDインターレース解除の場合、質さえ良ければ
 二重化を用いた1080pでのインターレース解除でも、それ程ぼけたようには見えない
 (その他要素も加味するかも知れないが、DVDほどにぼけることは無い)


> ‥ということで、DVD二度揚げはどうにも没になりました(時間の掛け方はいくらでもある)


 というわけで、DVDを再エンコードやらかすにあたり
 1080pを望む声は多くないでしょうから、540pか720pかの選択になると思います

 ところが、元々のベースが1080pからの縮小です
 DVDの容量に収める為に、泣く泣く黒枠を設けたり、端を削ったりしてやり繰りしていたりします
 さらに、プレイヤーとエンコーダーでの差も絡むことを確認しました


(XMedia Recodeの場合、ピクセル管理は2x2からになっています)
(解像度の奇数設定を始めから無効化してある作りっす)
(一方、VLCプレイヤーは、DVDの端数値853ドットを許容します)
(この差が頭から発生してあるので、正確も糞も無かった‥orz)


> 853ドットを854ドットから計算すりゃそりゃ比率違うから
> その点、デコーダー側は、表示の問題だから端数だろうと都合を付けられるのだろう


 ‥これはマクロブロックの数の問題に直結してきます
 ブロック計算に端数はありえません

(じゃ、DVDの中身はどうなってんだ?、mpeg2の勉強なんてやる気ねぇから知らん)


> ‥ということで、マクロブロックの数を確認してみましょう


 1080pでの一般的な設定は、I4x4までです
 それも、BDなら1秒に1枚あるかないかの配置ペースです
 さもFHDと囃し立てたところで、その中身は、実質8x8単位までの細かさです

 ‥なら、どうしてI4x4は残ったのでしょうか?
 (そりゃ、ピンナップ用途で欲しかったからとかなんとか)
 (撮影用途(インターレース)での都合から、用があったかもしれないとかなんとか)


 ‥そこはさておき
 その数が1920x1080 → 240枚×135枚
 これに対してP4x4までを効かせたBフレーム無しの540pの場合、同等になります

 ゆえに、マクロブロックのイメージを損ねることなく、半分に縮小できる算段になります

 ‥ところが、720pになるとこれが崩れます
 1280x720 → 160枚×90枚(8x8)、320枚×180枚(4x4)
 (P4x4まで効かせれば、動きの質はFHDより上に思えなくもないのだが‥)


 ‥黒枠の境がピタリと(8)や(4)で整っていれば誤差も少なくなるのでしょうが
 現場の判断でどうなるかは不明です
 12ドット幅なんてことになると、どうしたって、黒枠を抱えたブロックが登場したりします
 中には、はじめから端数を嫌って、意図的に左右対象幅に整えっていなかったり
 容量の都合から、泣く泣く端を削ってあるようなソースも見受けられるのです

 ‥そこを何も考えずに問答無用で黒枠嫌い爆発で
 わざわざ好んで黒枠を剥がしてエンコードなんてのは論外です
 それはその分、画質ぼけの追加要素に奔走しちまっています
 比率の変更されちまった画なんて、ただただ残念なだけでしょう


 ‥で、その変更が
 エンコーダとデコーダーの間に存在しちまうのがDVD規格でのどうしようもねえ状態だった‥orz

 (そもそものmpeg2自体に、再現性誤差がある造りというのは、規格側でも確認されている)
 (外野が今更、ガックリすることでも何でもねぇ、そういう中身だってことっすから)
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posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:46 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする