2020年04月29日

【エンコード日記】やはり、qpstep(4)に泣かされちまう件(720p)

記稿.2020/04/29

> 720pにおいて、qpstep(4)はやはり鬼門だった(540pでも同じだろう)
> Bフレームを多用するには正解でも、キュルキュルサーチを目指すなら不正解だった


 ‥まずBフレーム(3)において
 キュルキュルサーチ不適応に陥る件が
 インターレースソースにおいて発生した。

 次に、720pでのqpstep(4)だと
 AVCの苦手とする形状において、輪郭部分での欠損がどうにもまぬがれない。(致命的エラーだ)
 これは、me_rangeを弄っても同じでうんざりするほどどうしようもない。


> そこで、qpstep(6)に戻すことになった(こちらの方が無難)
> そこで、打つ手なしに打開策を求めてAQ強度を弄ってみた


 ‥よくよく考えてみれば、AQ強度を弄ることは
 アンシャープ×シャープをやらかすことと同じだ。
 単に、マクロブロック単位で扱うか画面全体に一律に扱うかの差になる。


 ‥ところが状況はかなり違っていた。


 インターレースソースにおいて強度を上げてゆくと、意外にも(2.0)で反応が止まった
 それ以上に上げても変化を得ないらしい。

 インターレースなだけに、複雑な部分でのエッジの改善は想定内にあるが
 プログレッシブソースでのAVCが苦手とする形状には全く役に立たない。

 そこで、AQ強度を下げてみることにした(プログレッシブソース)

 なにやら3分の2が良いらしい、これは1080p×qpstep(4)においても同じ傾向だ。
 ‥当然、deblock(1:1:1)→ deblock(1:0:0)になる。

 その3分の2をどのように扱うかで試してみた結果
 コンマ7桁まで識別した。
 つまりAQ(1:0.6666666)である。

 ‥記録される値はAQ(1:0.67)でしか表示されないが、容量の変化は確認できているので
 ‥コンマ指定できるほとんどはコンマ7桁まで扱えそうである。

(でも、XMedia Recodeの場合、裏技的な強制指定としては、一箇所しか指定できない)


 ‥画質がどうなっていくかというと
 やはり誤差は小さい方が良いに決まっている予想通りを得ているが
 様々な箇所でも同じように扱えていないので、それなりに誤差が残ってる感じだ。
 そのどうしようもねえ一つが、重み付けのqcompである。


> qcomp値の度合いはもう少し上げても良さそうなので
> CRF(14.0)×qcomp(0.80)でやらかしてみている


 CRF(14.0)×qcomp(0.80)の比率は
 CRF(18.0)×qcomp(0.623)に沿っている。
 正確にはちょいはみ出て(0.801)を示す。

 ちなみにCRF(14.0)は

 18×0.88888888888≒16.0
 18×0.77777777777≒14.0
 18×0.66666666666≒12.0
 18×0.55555555555≒10.0

 を参考にした。


> なにがどうなっているのかようわからんぐらいに
> こないだまでの荒れた感が、嘘のように遠のいた


 1080pの場合、p4x4の影響か、ソースに比べるとエッジ感が多少弱い向きが見られる。
 それは720pでも同じなのだが
 だからといって今のところdeblock(1:-1:-1)にする気は無い。

 (液晶のバックライトの加減で、特定の色みに影響が出るとか出ないとか気になる)


> それにしても、まだまだ終わりそうに無いので予定が狂うz
> 美麗キュルキュルサーチの道のりは半端ねぇ



posted by 木田舎滝ゆる里 at 14:29 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする