2020年12月08日

【エンコード日記】DVD→1080p化の際の黒帯をどうすりゃいいのか?(今更‥)

記稿.2020/12/08

> 1920×1080p(≒24フレーム)の時
> BD規格でのビットレートが概ね38000(ビットレート)


 ‥なので
 1920×1080p(≒30フレーム)の時
 同じ画質を得ようとすると1.25倍の47500(ビットレート)が必要と考えられるが
 誰もそこまでを望んじゃいないという不可解がある


 ‥一方で
 DVD→1080p化をした映像になると
 不思議とBDより丸まっているので半分のビットレートで済むらしい
 つまり1.25倍の適正実験がしやすい

 47500÷2=23750
 (やってみると、Level6×partitions allの効きを十分に発揮するようだ)


 ‥こうなると、
 DVD→1080p化の際のLevel6×partitions allの適性が
 それぞれの半分ということで

 1920×1080p(≒24フレーム):38000(ビットレート) → 19000(ビットレート)
 1440×1080p(≒24フレーム):28500(ビットレート) → 14250(ビットレート)
 1920×1080p(≒30フレーム):47500(ビットレート) → 23750(ビットレート)

 で、イケるということなのだろう


 ‥ちなみに
 1280×720p(≒24フレーム)換算にすると
 38000÷2.25=16888.888…88
 なので、16875(ビットレート)にほぼ近い
 この差がb8×8が効くか効かないかの境と考えられるわけだが
 (720p化には独特のややっこしさが付きまとうということなのだろう)


> ところで、双方共に、非解除3:2状態の時とは違い
> テレビUSB挿しでのテレビ側の自動調整は発生しない
> (というより1080p化でやらかすならPC再生前提だ)


 ‥つまり、自動調整で起きているそれぞれを、自前で事前に処理する必要がある

 そこでまず、BDts(4:3)iで縦解像度に帯が付いてカットされているソースから確認してみた
 結果、黒帯を取り除く事で、うんざりだった要素が解消するらしい

 参考:1416×1062、1408×1056 → 1440×1080化

(上下で16ドット分の黒帯がある時、8で割り切れても4:3では割り切れない)
(この割り切れない不都合が、パンシーンでのガクガクと化していた)
(黒帯だけしか取らないと比率が合わないので、合うように上下1ドット分カットせざるを得ない)
(このパターンの場合のみ‥≒24フレーム化ありきのような気がする‥)

(又、実写フィルムの場合、太陽光やらの露光影が発生するからか‥左右の黒帯に位置差が見られる)
(位置差の分まで削ろうとすると、全体を通してみた場合かなり削ってしまうことになる)
 (デジタル撮影では補正されてるってことかな???)


> ‥で、改めてDVDソースを確認してみると
> 「黒帯を‥どう切りゃ良いの?」


 調べてみると
 DVD規格の大前提として
 「DVDプレイヤーは必ずピクセルアスペクト比 10:11 または 40:33 で再生すること」
 というのがあり

 どちらにしても、704×480とした解像度に黒帯追加とした都合になる話なのだが
 中途にデータが盛られていると、そのままに切って1080p化やらかしても違和感にしかならない

 そもそもなんで、DVD作品は横幅720で詰め込んでんだ?
 DVD再生機で再生する際には、横幅カットして再生するんだろう‥(意味ねぇじゃん)


> 色々と確認するに


 ‥とくにフィルムスキャンした状態の端が、どのような塩梅になるかは出してみないと判らない
 状態によっては、右端やら左端やらの片方を16ドット削った方が良い場合なども起こるらしい
 (なので、愚直に両端を8ドット分削りゃ良いという話にはならない)
 (これは4:3フィルムの場合になる)
 (状態が悪い側ほど段々のグラデ状だったりする‥ソース毎に注意して見ないと判断付かない)

 ‥デジタル実写の場合は、どうせ平均ビットレートで出すともなれば
 黒帯にしようが、データを載せとこうがさして変わらない
 せっかくだから左右4ドットほどに体裁を整えた加工を施し
 残りの左右4ドット分に対しては、そのままを盛り付けてるらしい
 (デジタルとはいえ、撮影がインターレースともなると余白事情が絡むということだろうか?)
 その割には、上下どちらかの2ドットを削る編集も見られる
 (アナログに見られる手ぶれ分の誤差が少なきゃ、乱れてる側だけを削るのが流れなのだろう)
 (アニメでもそれが見られるのは、倣ってデータ枠を足し引きしてあるということだろうか?)


> ‥なので、それぞれで黒帯域の付け方の定義が違っているとしか思えない‥
> (何ら手を加えないままだと、微に縦に細長い感じだ)


 個人で編集する分には、愚直に704×480に変換して後から黒帯を足すだけでも差し支えが無い
 商業になると、黒帯のままでは煙たがられるという作り込みの差ありきなのだろう

 (ズバリ、そんなこだわり編集に意味があるのだろうか?)
 (はじめから704×480の規格でええやん、ビットレートが勿体ない)
 (なんでそんな無駄をやらかす事になったかの黒歴史が登場しない点は解せん)


> 話は変わるが、インターレース保持でのテレビUSB挿しで上手く行かないパターンの場合
> 自動フィールドシフトでも標準的では無い結果をもたらす点を確認した
> (これも今更な話ではある)


 具体的に言うと、フレームレートを可変と書かずに偽装しちゃってるらしい
 (なにをやらかしているのかは不明)
 (その様な場合の対処に、自動フィールドシフトには30フレーム固定ボタンが備わる)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:00 | Comment(0) | 月下涙焉 | 更新情報をチェックする