記稿.2021/05/22
> 今回は、1080p→720pとM.E.範囲(24)
> と、量子化最小値とPsy-Trellis強度の調整について
‥1080p→720pでのビットレート(17280)において
M.E. 範囲(16):量子化最小値(10):Psy-Trellis強度(0.3333333)の時
静止画での印象はかなりバランス良く、理想的に丸くまとまっていて良いが
フェード表現で中途半端に陥る
なので、ダウンコンバート時全般において、M.E. 範囲(16)を宛がったままに
量子化最小値とPsy-Trellis強度を弄っても、なんら好い事は無いと判断‥
M.E. 範囲(24):量子化最小値(5):Psy-Trellis強度(0.3333333)の時
抜き出した静止画を4k倍にしてもごわつき感に薄く
それどころかエッジの効きが部位によっては強めに感じられ、その点はもう少し弱くてよさげ
> 1080p→720pの比率に沿ったM.E. 範囲(24)にした途端に
> 量子化最小値とPsy-Trellis強度の効き目の変化の細かさ(反応)ぶりに驚いた
ビットレート(17280)M.E. 範囲(24)
量子化最小値(4):Psy-Trellis強度(0.25)‥0.25×4=1
量子化最小値(6):Psy-Trellis強度(0.3333333)‥0.333333‥×6=2
量子化最小値(8):Psy-Trellis強度(0.375)‥0.375‥×8=3
量子化最小値(9):Psy-Trellis強度(0.4444444)‥0.444444‥×9=4
量子化最小値(10):Psy-Trellis強度(0.50)‥0.5×10=5
‥量子化最小値(4):Psy-Trellis強度(0.25)の時
低いQP割り当てに片寄る傾向で高いQPにビットレート不足感あり
‥量子化最小値(9):Psy-Trellis強度(0.4444444)の時
高いQP割り当てに片寄る傾向で低いQPにビットレート不足感あり
‥フェードの効きのバランスで云うと
量子化最小値(8):Psy-Trellis強度(0.375)が最適でよさげ
(シミ抜き効果もそれなりに伴っており、申し分なしと思ったのだが)
(ソースによってはイレギュラーなノイズが入ってしまったりするらしく)
(そこで、量子化最小値(0):Psy-Trellis強度(0.00)で出して比べるとプラシーボだった)
> 量子化最小値とPsy-Trellis強度をいじることで得られるメリットは
> インターレースタイプでのえっちほっちらぐらいで
> プログレッシブでは、無理に盛らない方が無難らしい
さらに、プログレッシブ1080p→720pにおける、ビットレート(16875)は
M.E. 範囲(16)→M.E. 範囲(24)への変更により優位性を失い
結果として、÷5であるビットレート(17280)での安定度が格段に上がった
(しみ抜き効果は後退するが、ソースより濃くなる気配はまったく無し)
> マクロブロック比に基づく理屈は、的外れでは無い模様
ということは、業界の動画エンコーダーうんちくには修正の用有りってな感じ
でもまぁアップコンバートには、+α要素必須で
ダウンコンバートなんて想定外だろうから、聞く耳なんて無いと思うけど‥