2021年10月07日

【勝手句帳】r082(21’1001-21'1005)静岡新聞掲載分から

(15)↓向宜詠吟.2021/10/07

令和3’10’1
沼津市・片浜松風句会
|重陽や玄関出づるたびに富士

※重陽(旧暦9月9日の節句)‥知らんがな

※判るようで判らない、中七「玄関出づる」とはなんぞや?
太陽出づる‥太陽が出るつまり朝日
我出づる‥自分がとあるところに姿を現す、出陣など
玄関出づる‥どこでもドアが現れた向こう側の光景みたいな
どう考えても助詞省略をしては駄目パターンに当たる(注意しないとたまにやらかしてそう)

※さらに、俳句に「度に」はありなのか?
節句とした季節柄のテーマなら尚のこと、毎年同じであるとしたそれに何の趣があるのだろうや?
趣とは、毎年に違うとした見方に見出すべきテーマにあるわけで、毎年同じでは自爆だろうにッ


|天高し門を出づれば常の富士 正して参らむ日本の礼


> 自民党総裁選も蓋を開けてみれば、保守レースだった
> これで総選挙に突入と‥(野党もそそらねーし、行く気にならん)

> そもそもだ、誰が出馬するかで台風だったし
> 総裁選前も台風だったし、まるで脅し台風だったくさっ

 (&毎度毎度の全国選挙前に北朝鮮のミサイルだし‥それって自民党員に圧掛けてるくさっ‥)
 (自民党員にさえ一時すり込み可能なら十分に効果有り、なんてチョロいお安い国体だろうや‥)

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令和3’10’1
静岡市・ランブル静岡句会
弓なりに半島蒼し秋に入る

※この場合の「半島」ってどこなんですかね?
(静岡県の端から端までの曲線を指しているならそれはそれで、欲張りすぎてて判りづらい)


|弓なりの政ほど青く見え 世論は鴉 未来は牛歩


> 日本の政(まつりごと)は、随分と焼きが回っている
> カラスに牙は無いのに牙を持たせようとか‥カーカーと喧しく
> 技術自慢のくせに、G7の突き上げにビクビクで、モーモーと啼くばかりでどうしようもない

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令和3’10’1
静岡市・ランブル静岡句会
暁鐘の寺の静寂に秋立てり

※字余りに甘んじるか、他の言葉に代替するかの二択である
(言葉を代替させるにはドラマ性が欠かせない)
(景色観だけで仕込もうとするばかりなら、概ね失敗する)
(ドラマ性は時間軸俯瞰を要求し、景色観縛りでは空間軸止まりの俯瞰せずにハマる)


|暁に広ごる清(さや)か今朝の鐘 たなごころ(掌)から祈りは染まる


> 秋の朝は清々しい、暁の光差す頃合いに合わせて打ち鳴らす鐘もまた一興である
> であるなら、暁鐘(ぎょうしょう)の音もそれに合わせて、より澄み切らせて届けたい
> その為にも欠かせないのは、全身全霊からの合掌であり祈りである

 (わたくしの「大変だよなあ」を、聴く人らに「有り難いなあ」に‥推して頂きたく候)

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posted by 木田舎滝ゆる里 at 15:46 | Comment(0) | 名句にポン/2021中途から不定期分 | 更新情報をチェックする