↓(14)向宜詠吟.2021/11/22
令和3'11'19
沼津市・片浜松風句会
|露けしや馬齢重ねてゆくばかり
※露けし:(季、秋)露にぬれて湿っぽい。和歌などで、涙にぬれている意。
※馬齢:馬の年齢。自分の年齢を謙遜する意。
人生、成果にたるものがなかったとして自己を卑下もしくは謙遜の意。
※馬齢を重ねる:たいしたこともせず、ただ無駄に年をとることの喩え。
上五「露けし」は「や」で句切ってるので、まぁ季語なのだろう
だがしかし、「や」で切らないなら、馬齢に引きずられて景色観よりは心情観が強くなる
その場合の季語感は随分と薄れて怪しくなってくる‥
|露けしき馬齢を誘う手に木の実 愚直の種を食めども播かじ
> 見かけた木の実を拾い上げてみれば、私の人生もそれに似て見えなくもないなあ
> それは少しばかりの何かを得る為の人生だった、涙のような人生を送ってきたようなものだった
> でも、食べてきたのだから、愚直にこなしてきたのだろう
> でも、この木の実だって、食べる目的ばかりになく、播くこともできるのだ
> でも、私の人生に、播くだけのアクションは無かった(無いに等しい)
> ならば、手にしたこの木の実のままのようなのだろう
> 大樹とは差のある歩みだった、大樹を見て良いなあとしか思えない人生だった
> でも、大樹のように木の実を落とせる何かなんて、とても思いつきやしない
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令和3'11'19
島田市・口語俳句勉強会
|いきいきと鬼の貌して大焚火
|いきいきと鬼の貌して餅分配 ケチが付こうとよっこら自公
> 首のつながった自公与党が、早速に分配概要を提示した
> でもまぁいつもの辛口の予算盛りに変わりがない(どこが新しいのだろうか?)
> どうにも、よっこらしょとした空気のままの勘違いを貫き通している鬼の貌だよなあ
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