↓(16)向宜詠吟.2021/12/03
|踏み入ればはしゃぎ駆け出す秋の声 食材拾い無我夢中
> 「色気より食い気」‥秋の山や森は、春よりも斯様な気配に満ちており
> 冬備えとした本能にも駆られて、食材となる何かを目にしては、いてもたってもいられない
> という事なのだろうなあ
(だがそれも食材の見分けが付いてこそだったりする)
(景色の鑑賞しかできない脳では、キリギリスのままって事で、秋の半分も楽しめていない‥)
(その程度の表現しかできねえのに芸術とか‥永遠の半人前‥みたいな)
(いやぁ申し訳ないっすね、てへ♪)
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令和3'11'30
富士宮市・俳句
|牛売りし暗き牛小舎秋日差
※牛小舎(うしごや)
|牛売りし暗き牛小舎秋日差す 忘るるぐらい一杯ならば
> 牛を売りに出した後の牛小舎には、ぽっかりと空いた日差しが差している
> そこは明るいようでも、抜け落ちた影でいつも一杯だ
> 暮らしの仕組みだから慣れるべきだが、こればかりはどうにもわびしい限りだなあ
> これがずっと忙しくて、小舎に溢れんばかりに並んでいたら、逐一思い悩む暇も無いだろう
> それが望み描いた経営だったとはしても、一頭送り出す度にこのザマだ
> 整然と並んで予定通りに出荷されるばかりだったら
> それはそれで、こちらがどうにかなってしまうに違いない
(そもそもが、デスクワーク勤めが苦手でこういう仕事してる身だからな)
(そんな画に描いた餅のような出荷暮らしなんか、却ってこっちが泣きたくなるばかりだろうな‥)
> 秋の日ざしを浴びているその暗がりは、「忘れないでね」と言わんばかりだよ
(海外の大規模経営なんて、ほんと謎だよなあ)
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