向宜詠吟.2022/03/10
青春とは、人の間にありて、生命と共に歩まんと欲して突き進む酷く残酷な爪とぎだったりする
青春とは、人の間にありて、始めて訪れる甘酸っぱい屈辱だったりする
青春とは、役に立たないとした内訳に用無しとした自覚をしぶしぶと噛みしめる自己問答ありきだ
人生における幸福の起点は、どうしようもなく食べることだろう
それはつまり、どうしようもないぐらいに狩りをするのが楽しくてしょうがないとした自惚れだ
その自惚れを自惚れのままに生きていると、容赦なくやって来るリバウンドもある
だが、不思議なことに、人の多くは、青春に斯様なるイメージを避けている
圧倒的に避けて、尚、不思議な合言葉を持ち込んでは仲良しが良いと謳っている
だが、上から目線の仲良し要求では無いにせよ、そこにもメリットを求めてはどうしようもない
毎日が楽しいとしたそもそもは、自ずから何かに打ち込む姿勢に始まるのに
なぜか、多くの者らは誰かにまとめて貰いたいとした要望が強くあるのも青春とした半端さだ
されど、若者はそれを挑戦としてしか受けとらない
否、挑戦になるように仕向けてあるのが社会だ
役に立たないとした内訳に、双方で睨み合いどうしようもない
だがしかし、「役に立つとは何か?」
人生は塞翁が馬と言われてあるのに、誰しもは、そこからの幸福観の先にも食べることを夢見る
そこに偏った価値観のままにあり続けようとするばかりで糞どうしようもない
そうだ、そもそもが狩りに起因してあるというのなら
狩りの下手な奴は、美味しい部位を食べられない
反対に、美味しい部位を得られる弓の名手は、分け与えることに自惚れるばかりだろう
だが一番にすばらしきは、獲物の豊かとした大地に湧く生命力にある
そうだ、ならば生命力に豊かな生き方をする者こそが‥つまりはそう「青春」だ‥
其を問わぬ青春になど、なんの魅力も無い
> うた詠み終わります、ありがとうございました。