2022年06月06日

【ネタ文学】騎士爵が貧乏化する魔の十年

記稿.2022/06/06

> 異世界での騎士爵には、有史と異なり所領が見られる
> これは魔物警戒からの土地余り事情からくるうんちくだ
> なので立場は村長さんと言うことだが、村長さん立場がいきなり貧乏な訳が無いんッ


 ‥放って置いても、戦に備えなければならないのならば
 子沢山になるのは目に見えている
 ならば、裏山や森で狩りをしない領主など有り得ない
 弓を苦手としていても、腕の立つ狩人を領内に招いて免状を与えるのは
 身ごもる妻を思えば、至極当然の成り行きだ


 ‥なので、異世界での騎士爵の貧乏とて、頭から始まるわけでは無い
 おらが村の村長さんが、始めからそれでは新しい村人など誰も寄りつくまい


 ‥なんだかんだで村人募集中、それが騎士爵に変わりは無いわけだが
 不慣れな土地に来てまで、安定した収穫を得られるほどのベテラン農家の移住など
 中世寄りな文化において、尚更に期待できることでは無い

 たとえ、豪農出身の農業好きのン男坊らにせよ
 科学的な根拠を知らないレベルとなると悪戦苦闘を余儀なくされる
 奇跡的にもそんな顔ぶれが三人も集まりゃ、各々の経験の足し引きからペースも上がるにせよ
 その様な逸材らが、武闘派貴族の僻地開拓に興味を示すほど冒険好きにあるわけもなく

 だからこそ、烏合の衆と化しやすく、そりゃまぁド素人とした不慣れさに怒ハマるのが空気だろう

 つまり、不得意分野を手掛けなければならない上に
 ベテランが寄り集まらないとした土地事情を良く理解しないで、開拓をやりすぎても
 虫やら病気やらの害に行く手を塞がれると、あっという間に右往左往するだけに陥る
 (ベテラン農家ともなると、とくにそのような未知なる害を警戒して近づかない)


> 貧乏子沢山騎士爵への道のり条件@‥猟師を招く伝を持てても、農業そのものの伝が弱い


 子供の数を増やしたいのだから、村を挙げての農地拡張は悲願だが
 慣れない土地で早々から無理をやらかすのは冒険になりがちだ

 だが、子供の数は問答無用で増えていく

 だから、最初の2人3人までは、絶頂感を味わえるにせよ
 4人5人ともなると、様子に陰りが見え出す(子等だって察知するレベルになる)
 それが解っていると、夫人としても家族を増やすより安定期を楽しみたいとした欲求にも成る
 体力的にだって、年子を4年も5年もやらかしたら夭折しやすくなるのだから
 間を置くのは当然だ、すると、貧乏貴族ネタの七女やら八男なんて事になると
 それだけで、その夫婦の年齢が知れてくるわけだが
 正妻一人でそれをやり遂げるというのは、栄養不足と化する後半にもなると絶対に無理

 つまり、妾の登場は至極必至

 だが正妻からすると、自分や自分の息子達の権利が脅かさせるのは我慢できない
 だから、庶民の娘となら許すとした暗黙の了解が成立することになる


> 貧乏子沢山騎士爵への道のり条件A
> つまり、歴史的な貴族と庶民の間に根深き格差を生み出したのは、正妻たちであって
> フェミリン共が騒ぎ立てるような男尊女卑とは限らない!


 ‥つまり、旦那が妾を設けた頃合いから、領民からの見られ方が変貌する
 知れずと、地元領民の娘の血の流れる息子・娘たちは領民の肩を持ち
 逆に、家督相続の軋轢に巻き込まれたくないと考える正妻の息子・娘らからすると
 領民のことなど知ったことに無く、頭が疎かろうと武闘派とした兄貴を立てるのが筋としか考えず

 結果的に、領内経営に亀裂が入ったままガタガタになる


> 子沢山騎士爵への道のり条件B
> 間に、戦があったりして武功を立てて新たな土地を得られれば、村民の不満も解消するだろうが
> 不和あらば、そんなに上手い話にはならず、足を掬われる話にもなりがちだ



posted by 木田舎滝ゆる里 at 16:14 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする

【ツッコミ隊】騎士爵と侍大将の差から診る西洋と日本の政治感覚の違い

記稿.2022/06/06

> 有史に見る西洋の騎士爵とは、名ばかり爵位褒美(王以外からも授与可)
> 有史に見る侍大将とは、その都度の戦の際の小部隊ごとの責任者


 ‥ラノベでは、勘違い‥もとい異世界らしく
 騎士爵にも土地が拝領されてあったりするわけだが(底辺貴族ネタ)
 感覚的には、未開拓地を自由にして良いと許された村長さん立場と言える

 その様に解釈するぐらいが適当で
 有史の騎士爵は、今で言う感謝状代わりの褒美扱いだったくさっ

 まぁ、そこはともかく
 村長さん立場として騎士爵が戦場に出向くとなると(異世界感覚)
 上司にあたる上の貴族からの指示だろうと
 自分ところの村民兵を貸し借りするような部隊編成をされても困るという話になる

 (なので、挟撃しろと言われたら、そんな騎士爵の村部隊単位という話になる)
 (裏を返せば、挟撃させるにあたっての指揮単位が重要になってくる)
 (味方の練度と士気を知り尽くしていないと、単に万歳突撃パターンになる)
 (なので‥通常は使い捨てありきで、失敗を押し付けられるのも流れ)
 (騎士爵になれたという経緯自体が、それの覆しでの武功としか言いようが無い)


 ‥その点、侍大将は
 寝返った武将を自分の手駒としても使用するという事でもあったのだから
 俸禄で召し抱えるという方向が、土地を与えている家臣との差として演出された
 (つまり、実力があれば、現場にて部隊長に即採用制度)
 (家臣としても、忠義を見せて貰いましょうとの高みの見物&勝てりゃ良し)


> これの二つの違いは、チェスと将棋の駒の扱いの差に妙実だ


 ‥つまり、西洋で生まれた議会制でも同じことが起きている
 派閥を移動する自由は認められているにせよ

 結局の所、支持を得られなければ長く付き合って貰えない
 お互いがウィンウィンの関係を築くにしても、立場重視の関係に変わりなく
 うまい汁を吸えるかどうかも序列次第とした垣根はそのまんま

 (結果、それの影響下にあるグローバル環境も同じ流れに成った)

 だから、日本でも、派閥内はお友達だけど、それ以外は敵と見なされる

 (そういうチェス文化方向に変貌を遂げたのが自民党‥排他的世界基準)


> だが庶民はどこか違う(それは将棋文化の継承ゆえだろう)
> 人臣を広く求めて採用すべきだと思い込んでいる


 ‥派閥競争にそんなの関係ねぇのに、糞真面目にもそう思い込んでいる
 ‥法律にだってそんな将棋の駒みたいに扱うべしなんて書いてないのに
 ‥人臣を広く求めて政をするべきだと思い込んでいる
 ‥その割には、政治のことなんか解らないから丸投げのくせに、そんな感じ

 ところが、其をやりこなせるものと思われるような野党が存在しない

 「民主党」を略称記したい連中にしたって、当確数序列みたいな空気に満ちている
 (どこに民主主義としての理想があるねん、年功序列くささは封建色やん)


> だから、小沢一郎の提唱する西洋のような二大政党制の定着など100%ねぇ
> なので、彼のそれは、頭から用無しの願望だったくさっ


 ‥翻せば、自民党に期待されているのは将棋回帰ということらしいz
 「民主党」を略称記したい連中が、排他的世界基準の後追いを目指しても誰も付いてこない
 (二大政党くさくやろうとするだけ無駄ッ)
 (まぁ所謂、それが小沢一郎たる運気を戻せない敗着だったっぽ‥残念‥)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 01:20 | Comment(0) | 日記/2022 | 更新情報をチェックする