↓1)記稿.2023/06/11
> ベルセルクにおいて、鷹の団団長であるグリフィスくんは
> 戦力の要だったガッツくんに抜けられてやけくそになった‥それはなぜだろうか?
(結果、漫画史上類を見ない拷問責めの限りをその美貌と身体に刻み込む姿を晒す命運となった)
(北斗の拳でさえてめえの子供に薦めようにもどこか躊躇が伴うのに‥ベルセルクはさらに無理)
‥結論から述べると、田舎育ちだったグリフィスくんは
自分の夢を叶えるために戦をやりまくったけど、結局の最後の最後
貴族に成り上がってからの特権を生かし切る度量というか覚悟というか
貴族同士のお友達付き合いという奴を、対等にやっていこうなどとは1ミリも思っていなかった
(ガッツが抜けたってのは或る意味、そっちに体制を切り替える都合の良い言い訳たりえたはず‥)
(だがしかし、その気概が1ミリも無かったからこその暴走と言えそうだ)
‥いずれは王の座を得る予定だと、そんなの関係ねぇチートさえあれば良い
みたいな気持ちで自分をごまかしていたのだろう
(そうさせていたのもガッツの存在が大きかった‥徳川家康で言う所の本多忠勝みたいな‥)
‥あれだけ学問に励んでいたのに、味方の宛はガッツのみ
王の座に登りつめようというのに、彼以外に味方の宛が無かったという何たる孤独
(それでさえ、腹を割って気軽に語り合うというプロセスに無かった)
(そりゃそうだろう、情報収集やら糧食手配やら頭を巡らすのに手一杯なわけだからな)
(語り合うためには、それこそガッツにもその辺りの素養が求められて然るべきになる)
‥まぁタイトルからして「ベルセルク(バーサーカー・狂戦士)」であって
グリフィスくんを主人公にした城盗り話では無いので
作者側にしたって、貴族の中にグリフィスに味方する駒を用意しなかったわけで
グリフィスにしても、勝ち進むことこそが重要としか思っていなかった草
(物語的にも、孤高で成し得た方がより神秘的に見えるからな)
(グリフィスぐらいの美貌の持ち主だと)
(娘絡みに貴族やら大商人を取り込むなんて雑作もなさそうだけど)
(貴族嫌いだった様子だし‥すべてに使い捨て発想から脱していなかったのでしょう‥)
(人殺し団としての罪の重さに押しつぶされんばかりをもみ消したいとばかりに)
(本気で城を盗りに行こうと思ったら、絶対に必要なステップなのに‥)
> やはりそこは、田舎育ちの庶民だったので
> 貴族としての特権、領地権の使い方をまるで知らないお子様のままだった草
‥地味に民衆とのやり取りを重ねて、味方に引き込もうとの気概が1ミリも無かった草
‥どうにも、そっち方向の大望が空っぽだった草
(さすが飛ぶ鳥を落とす勢いだった鷹の団、傭兵殺人集団のおつむだよ)
(西洋風文化ベースだから、その手の指南書を手にする機会を得なかったとしても当然かもね)
(領地を得てもそれじゃ、腐った貴族と変わりばえ無さそうですからね)
(田舎育ちだったし、腹黒貴族や盗賊が気に食わなかったから、毛色の異なる傭兵団だったけど)
(そんなこんなで皆グリフィスに食らいついてきたんだけど、モラルにまで教育を施さなかった)
(大げさにも、グリフィス好みのマナー良さげな面子で幹部が構成されているけど)
(それにしても中身は、傭兵の溜まり場だからな‥カネと女で簡単に転ぶはき溜めさ‥)
ガッツがグリフィスに寄り添ってある限り、同じ鷹の団でのその後の内輪もめ程度なら
互いに領地を得ても、互いの領地マナーとて、お馬鹿のやり過ぎにもツッコみできるけど
居ないなら居ないで、分裂ありきも目に見えてるからね
チートもとい神がかりの足元が揺らいで、気持ちの算盤勘定が弾けてしまったといった所でしょう
> おどれ、頂に立ってから気がついたんかい‥それをクズっちゅうんやで‥
> (おっさん読者としても、そないなおどれの脆さに今頃に気がつきましたとさ)
‥そんな友情を裏切りたくなかったグリフィスくんも
覇王の卵の命運のせいで、妖しく変貌を遂げましたとさ(残念)
(そこでグリフィスくんに足りなかったのは、民衆を味方に付ける精神だったと定義してみよう)
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