↓1)記稿.2023/07/05
> ええ、何やらテンプレにできる扉で降りてきました
> でも、有り体の矛盾を抱えやすいので、掻い摘まんだ所だけにしときます
‥現代社会を舞台にすると倫理的な辻褄合わせが面倒くさっなので
女子校生が二人、お友達と揃って、あっちの神界経由でスキル「不老不死」を選択して
転移するという流れが良さそうです
仮称としてその二人を、「あーちゃん」「むーちゃん」としておく
‥神は言った
死ぬ際に、恨み辛みを多く発するとその手の瘴気に引きずられた姿を纏って復活してしまうので
なるべくは平穏に安らいだ気持ちで死んだ方が良いと
それから‥身体を丸々失った際にも、その時の心境によっては
この世界のどこかにある命の泉から甦る場合もあれば
どこかの母胎に宿って生まれ直す場合もあれば
そのままに恨み辛みとした瘴気を纏うままに、深奥の森で魔物に変貌を遂げることもあると
> まぁそれとて、姿の変化にかこつけた積極的な自死はありえんのう、それは遺憾ぞよ
> スキルを侮辱するような行為には、しっぺ返しが付いてくるものじゃて‥
‥神界でスキルを得た後、転移して異世界に降りるわけだが
不老不死以外のスキルやら能力は、後からゲットになるので
得るには地道に有り体のことをして生き延びる必要がある(まぁ普通)
だがしかし、どちらかが先に死ぬ目に遭うわけである(ここが着眼)
> むーちゃんは、あーちゃんにどうせ復活するからと、ちょっと残念な状況で
> カバーしてもらえずに、二人にとっても‥こちらで初めての死を体験することになった
> (この状況をそつなく矛盾せずに演出に落とし込むのが少々面倒くさい)
‥その後、復活したむーちゃんは、あーちゃんに
カバーして貰えなかった仕方なかった状況に対し、それほど根には持っていなかったのだが
死んでみて気がついた好奇心を、あーちゃんにこんな言葉にしてぶつけていた
「私、友達に見捨てられた残念さをどうにも『解体』しないことには納得できないままなのよね」
「ヱ?、むーちゃん何言ってるの???
わたしだって、必死でむーちゃんの身体を頑張って取り返したんだよ‥」
「それはそれよ
私、死んでみて、復活してみて気がついたことがあるの
折角に、スキル不老不死を二人で得て、こうして異世界に生きてるわけだし
どうやったら効率よく殺せるのかを二人で試し有うべきだと思うの‥」
「‥‥‥‥」
「例えば、ナイフの刺し方一つにしたって
箇所ごとに‥縦に斬るべきか、横に斬るべきか、ナナメに斬るべきか‥
まだまだ解らないことだらけよ
モンスター相手にそれを試すのもありだけど、私たちってまだそこまで強くないし
解体するにしたって、ここが急所だとした実感なんて湧かないわけだし
どうせなら私たち自身の身体を使ってみた方が、それがどういうことなのか理解が進むはずなのよ」
「‥‥‥‥」
「そういうわけだから、今回は、私が殺める役をやるから、あーちゃんがまず先に死んでみて
ああ、勿論これは、死ぬ際にどんな気持ちで死んだら素敵に甦られるかの実験でもあるから
そこんところ忘れないでよ
私だって復活した際のあーちゃんが、残念な姿になってましたなんて嫌だから‥」
「ちょっと訊くけど、むーちゃんなんか人が変わったみたいに冷静なんだけど
さっき死ぬ時、どんな気持ちで死んだの?」
「そりゃ、神様の言葉がずっと気になってたから
『私の身体が飢えし者の胃袋を満たしますように‥』って無理矢理に祈ったのよ
それで、甦った時に、それとなく見た目の変化を確認したけど、鏡が無いから‥
ねぇ、改めて訊くけど、私って前と比べてどんな感じ?」
「‥‥‥‥」
「ねぇ、全体的に見てどんな感じなのよ?ねぇ?」
「うんとそうね、そう言われてみると、前よりはお胸が艶やかに見えるのかなぁ‥‥」
「え、やっぱそう、そう思う♪
じゃ、頑張って殺し方の勉強と綺麗になるための心得を学ばなくちゃね♪」
(うゑ〜、今のむーちゃんめちゃ引くわ〜
でもわたしにしても、まぁ一度は体験してみておくのも満更では無いのよねぇ)
> こうして二人は、代わる代わるに、サクッと逝く急所と
> 策として使えそうな、一時的な仮死状態を得るやり口を発見していくのだった
> 知り尽くす頃には、お互いにいちゃつきたくなるぐらいの美貌を得ていたのだとか‥
‥と言う流れを考えると、カップルでの転移パターンには、ちょっと違和感がでそうである
(こちらとしては、この手合いの女子二人を描くの面倒くせぇし、描きたい方は遠慮せずにどうぞ)
(KADOKAWAにしたって、こういうのが好物でストレートでどストライクなんだろうっ)
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