2023年09月17日

【ネタ文学】異世界のトイレ文化デザインは悩ましい

記稿.2023/09/17

> トイレ文化=下水道文化でもある
> 水洗で流せば良いのがそもそもの着眼なんだけど
> 糞尿をそのままに垂れ流すのは、それはそれで悩ましい人口問題を誘発する


 ‥単純に地下水道を網の目の様に表現している作品も見られるが
 それはそれで相当な土木技術が伴っていないのではお話にならない

 浄化装置をスライムで省略していたりするが、水陸両用なんだから、管理に疑問点が積もる

 そもそも下水道だけ完備しておいて上水道が無いのは不可解しい
 どうやって水で流すんだよと、ツッコみたい

 スライムだって、住まうなら綺麗な水の方が良いに決まってる
 食事場として下水道に通うにしても、上水道で休みたいに決まってる
 なぜなら、綺麗な水には生きものが集まるからだ
 そういう習性というか本能は代え難いのだ


 昔の中華豚が悪食で、人の糞尿まで漁っていたなんていたって
 今時代の穀物餌にありついたら見向きもしなくなるはずだ
 そのぐらいの違いは、どんな生きものにだってある


> ローマ帝国が、コロッセオでの海戦をやらかした設備はまさに上下水道完備の象徴だ


 古代にそれだけの土木力を有するという事自体が、国の大きさに直結してくる話だ
 だが、技術者が移り渡って、伝承したとも考えられるので
 技術そのものの発想は、そんなに難しいことでは無いとして扱えるわけだけど
 結局の所の人員の導入が肝で、貴族が投資を渋る様なら実現する所が無い


 そもそものローマにしたって、トイレは付属サービスで
 本丸は風呂だったからこそ成立したとも言えるだろう


 (その風呂にしたって、風呂焚き奴隷が二十四時間薪をくべていたそうである)
 (そこまでやっていたとなると、国力云々以前の人間性を疑いたくなる話だ)


 なので、トイレだけでやろうとすると渋られるに決まってる
 日本文化にしたって、温泉につかった後で、トイレで汚れたくないと思えばこそ工夫したみたいな


> つまり、どう考えたって、風呂が目的で、トイレはおまけなのだ


 この心理は絶対で、被災の際に自衛隊が風呂を運べなくなった地域から
 若しくは温泉利用を利権根性で阻害したりすると、途端に汚物問題が肥大化する事に成る

 さらに

 今どきの工事現場の仮設トイレはなぜかそれほどに臭わない
 それはなぜかというと、利用する現場要員の食べ物に絡んでいる
 それぞれが煙草との関連から缶コーヒーを習慣的に飲むわけだが

 それの香料がまったくといって良いぐらいに消化分解されずにニオイがそのままに蓄積されていく
 つまり、それらが糞尿とした汚臭をそれなりに消臭している感じになっているくさいのだ


> それに対して昔は塩分の濃い食事だったので
> 糞尿に塩分が蓄積されるので、黒南風のような異様さが甚だしかった事に成る


 つまり、大震災と化して、食事の味付けが次第に塩味のみに切り替わると
 もとい、輸入が止まって、塩味頼みに切り替わると
 (腐敗防止とか節約とか諸々の理由から、問答無用で塩味が通例と化して)
 途端に人糞の質が変化して、ニオイがキツくなる可能性を見せるだろう


 ‥すると

 個室としたトイレより、集団型トイレとした様式の方が、した後のニオイを分散できるとして
 ‥好む好まざると‥
 ベターな選択肢として扱われていた可能性として浮上するのだ


> 昭和の国鉄男子トイレが、個室タイプだけだったらと思うだけでも堪んねぇわけッスから



posted by 木田舎滝ゆる里 at 17:41 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする