浪:なみ。よりどころなくさまよう。
浪言:(読み)ろうごん→ろごん。twitterの翻訳表現。
さまようようなちょっとしたつぶやき、ちょっとした発言やフォロー。
‥と言うわけで、twitterと表記するのは打ちにくいのでここでは浪言と表記します。
ついでに言い回しとして、浪言化するや浪言的と表現した場合も、twitterに書き込むことを意味します。では、本題です。
実際、私はiPhoneやAndroid端末をいじったことがないので、これから述べる事は拾った情報からの想像です。
印象に一番深いのが、端末のWebカメラから撮影した映像に浪言が飛び出して吹き出しになる技術です。その可能性についてイメージが湧いてきました。
例えば、海外旅行先の観光案内として浪言の吹き出しが母国語に翻訳されて飛び出せば、観光案内に化けますし、翻訳と現地語の両方が出てくれば、ちょっとした言語学習のツールに化けます。発音もしてくれればさらにグッドだと思います。
重ねるまでもなく、どこまで実現化されているのかを私は現場体験しておりません。
また、所持している端末を持ち歩いているのが日常にあるのであれば、想定される機能・サービスに参加することで、自分自身が映ったことで、名刺のような効果を狙えるはずです。
誰かのカメラに自分が写ると、浪言の吹き出しに、「名刺:名前です」が飛び出して来る‥と言った感じでしょうか。
名刺の部分を会社名にすれば歩く広告塔との見方もありえます。
他人の端末をたまたま借りて所持していたりすると、出てきた情報と顔の不一致が起きてしまう事もあるでしょうが、考えようによっては、防犯要素に一役かってくれそうです。どこで撮影されているかわからないのに、うかつに電源を入れることができなければ、拾い物のSIM カードは必要とされないわけです。これは、電話会社ごとにある携帯機種間の垣根を取り除いてしまえば、より強調されてくる要素です。
さて、それで何が変わるのでしょうか?
今時分、名刺交換の仕方に様々な工夫がされていますが、特別なモードで撮影し合うことで、撮影された人の顔と端末番号(電話番号)が取り込まれるような記録方式であれば、そのままその撮影データから浪言のアドレスにリンクできたり、自分のブログと繋がったりと、下準備しておくことでのアピールも可能になるなんてどうでしょうか‥
これが仮にウケて世に広まった所を想像してみましょう。
そこでは人材発掘の在り方が大変貌するはずです。誰しもが携帯を突きだして人を探すことに関心が集まった結果、専用のゴーグル画面が発売され、それを通して、道行く人の情報を確認しまくるのが日常になっているスパイ映画みたいな日常ですね。
個人情報の流出・悪用が気になるなら登録しなければいいだけです。
その代わり、自分が歩いていても情報に引っかからないので、その手の意外性に出会わないわけです。
世界中で暗躍しているスパイにしてみれば、「実に便利な時代になったものだなぁ‥」と白昼堂々と人材調査が行われることになるでしょうが、個人や企業にしてみても同じような形になるわけです。
個人的な使い所であれば、行きつけの店にいつも来るあの人はどんな人だろうか?
店員であれ、客であれ、気になる存在をすかさずチェック!。
店員であれば、顧客情報が嫌でも画面を通じて先読みできるかも知れないし、客であれば、いろいろと店内の人物観察に役立つかも知れません。とくに店員ですね。
家族はいるのかいないのか?、子供はいるのかいないのか?何人いるのか?、独身かそうでないのか?、少なくともそういうお客様に対してなかなか聞けないような情報を事前にキャッチできるかもしれないだけでも商売はまったく違ってきます。
客の側にしても同じで、店員の個性が丸見えであれば、ツッコミどころもまた変わってきて、クレームのされ方も様変わりするかも知れません。
怪しいと思えば怪しいですが、嫌ならサービスに参加しなければいいだけです。
会社面接であればどうでしょう?
面接の時間だけで評価されたくないのであれば、嫌でも活用して行くしかありません。
例えば、学生であれば、先ほどの「名刺:名前です」のところを、「就活中、現在○○、XX歳、名前」「俺の夢、名前、XX歳」と言った感じです。
そして知ってもらうためには、外に出まくるしかありません。
で、浪言のアドレスから、自己紹介のページに飛んだりブログに飛んだりできれば、それが名刺代わりになるわけです。
と言っても。そんな生真面目な使い方をする人はどれだけいるのでしょうか?
実際は、手っ取り早く、彼氏・彼女募集うんぬんな傾向に流れるのが落ちだと思います。それはそれで、自分に集まってくる人物像の観察をしてみるという使い所も有りかと思います。
とまぁ、そんな具合に想像してみました。
2010年04月24日
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